久々である『プリキュアの歴史を振り返る』コーナー、今回は2016年下期~2017年上期までの半年間を振り返っていきます。
近年、プリキュアシリーズの人気株は徐々に取り戻しつつあるという状況になってきてますが、ここまでの歴史を振り返ってみましょう。
●2016年10月~12月
●2016年10月29日
『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』が公開される。
劇場版プリキュアシリーズ第21作目で、まほプリ陣営においては春のオールスターズに続いて2作目である今作は、大魔法フェスティバルに突如現れたダークマターによってモフルンがさらわれてしまうのだが…。
劇場版オリジナルとして登場したプリキュアになったモフルン『キュアモフルン』の人気と物語のデキは非常に好調であり、同時にキュアモフルンによるプリキュアヌルぐるみシリーズ『ふんわりフレンズ』も緊急発売、さらにシールカードダスにもキュアモフルンが追加されたバージョンも登場し、一時期であったがその人気は妖怪ウォッチに奪われていた時と比較すると、人気の株は取り戻す事に成功を収めた。
●2016年10月
AKB48 渡辺麻友、まほプリ38話にてゲスト出演。
プリキュアシリーズにおいて著名人によるゲストエピソードは意外に珍しいが、近年のプリキュアシリーズで一番記憶に新しいのがAKB48の渡辺麻友本人によるゲストエピソードで、ハロウィンにちなんだエピソードで登場である。
前シリーズのゲスト回で、ハピネスチャージプリキュア!にて元 サッカー選手の中山雅史氏がゲストに登場していた。
スポーツ関係者からのプリキュアシリーズによるゲストは極めて初であったが、人気アイドルユニットAKB48からのゲストでは、同じハピネスチャージプリキュア!でアローハプリキュア陣営で登場した元AKB48の仲谷明香氏が登場しており、AKBによるプリキュアによる声優ケースはこれが2例目となった。
●2016年12月
『キラキラ★プリキュアアラモード』の公式ビジュアル画が個人ツイッター上で再びフライング流出する。
12月5日、一部のネット上で情報が流出した次期プリキュアシリーズの『キラキラ★プリキュアアラモード』の公式ビジュアルが再び個人ツイッター上で流出していたという情報がニュースサイトやプリキュアシリーズサイト上でフライング流出する。
前作のまほプリと同様、画像を粗くしてネタバレするという手法から見て、まほプリと同様に同一ユーザーによる仕業という部分もあった。
ちなみに、正式に講談社のたのしい幼稚園とおともだちでは先行的に公開されたのはいうまでもない。
●2016年12月26日
東映アニメーション『プリキュアガーデン』サイトリニューアル、Youtube内にて『プリキュア公式Youtubeチャンネル』が開設する。
過去のプリキュアシリーズ全体のカテゴリー扱う東映アニメーション公式の『プリキュアガーデン』がこの日にサイト全体のリニューアルが行われ、同時にYoutubeにてプリキュアシリーズ公式チャンネルも同時に開設された。
特にYoutubeによる公式チャンネル開設は、ネットでの閲覧による視聴者のアピール面の向上の狙ってのメディア展開であり、過去のプリキュアシリーズの1話を無料で見れるというオンデマンドサービスも開始し、同時にキラプリからは挿入歌や変身バンクのアップデートも行われる事になる。
●2017年
現在のプリキュアシリーズの基本スタイルの源流である『Yes!プリキュア5』シリーズが2007年に放映開始されて10年を迎え、今日のプリキュアシリーズによる路線改革もこのシリーズで大きく方向性が定まった。
その10年後の2017年…プリキュアは再び人気回復への路線改革を求められる事になるのだが、同時に長年やってきたコンテンツの一部終了もあり、メディア展開の世代交代の波が訪れた。
●2017年1月29日
『魔法つかいプリキュア!』放送終了、さらに最終話にてキュアホイップ登場。
一週前の22日に49話がオンエアされ、まほプリは基本的に事実上の最終話を迎えた形なるのだが、29日オンエアのまほプリ最終話は基本的にその最終話の後日談的なパレルワールド的なエピソードになっており、同時にみらい達が大人になるという成長の展開は前作のゴープリでも同じ展開を使っていた。
そのなかでも、現行プリキュアシリーズ最終話で次期プリキュアが登場する場面でエンディング後のメッセージ場面程度であったが、まほプリ最終話ではその次期プリキュアのキャラがゲスト登場するという狙いを入れている。
この現行と次期との競演パターン展開は元々、平成仮面ライダーシリーズの仮面ライダーから取り入れていたテコ入れであり、プリキュアで扱うという点についてはこれが初の試みといえるだろう。
●2017年2月5日
『キラキラ★プリキュアアラモード』放送開始
シリーズ13年目、通産で12代目のプリキュアとなったキラプリ。
メンバーコンセプトは10年目のシリーズであった『Yes!プリキュア5』以来の5人という構成にであるが、本家プリキュア5では『1年生が1名、2年生と3年生が2名。』、2012年のスマプリでは『全て同学年』という構成であったが、今作は高校生2名と中学生3名という今までのプリキュアとは違う構成での挑戦となる。
キャラデザはスタジオコックピットから井野真理恵氏が担当となり、今までのプリキュアシリーズでは東映アニメーション出身のスタッフが多かった。
また、今作で肉弾戦による戦闘は封印し、クリームの力で戦うという今までのプリキュアとは方向性が大きく路線が変わったのだが、放送開始前から肉弾戦封印に関してネット上でも賛否両論の声があった。
●2017年3月18日
『映画プリキュアドリームスターズ』公開される。
劇場版シリーズ22作品目、いちかの前に現れた『サクラ』と名乗る少女は、鴉天狗一味にさらわれた親友を救う為にスイーツ、鍵、宝石のプリキュアを捜すために現れ、サクラやはるか、みらい達はサクラの故郷『桜が原』へ向かう物語。
毎年春による劇場版プリキュアシリーズによるクロスオーバー作は恒例であるが、今作は前作のオールスターズより出演メンバーの数を大幅に削減した。
これは前年度の春のオールスターズの時点で40人以上となった同時に、登場するキャラクターの尺や上映時間の問題上、全員分の声付きの出演が極めて困難になってきたことと、リアルタイムで観てる子供達は現行シリーズより二作前のシリーズキャラの存在があまりにも認知度が低いという部分というマイナス面があったため、全面的な見直しという結果の末で制作したのがこのドリームスターズではないかと推測できる。
今作はセル画とCGによる合わせた構成で3Dアニメ映画寄りに近い作りになっており、CGディレクターは過去のプリキュアシリーズCGエンディングのCGを手掛けた宮本浩史氏が手掛けており、今後の劇場版プリキュアシリーズによるクロスオーバーシリーズの基本フォーマットになることであろう。
●2017年春
『DCDプリキュアシリーズ』稼動が終了する。
2007年からリリースし、アイカツ!やプリパラが登場するまでは猛威を振るっていたデータカードダス プリキュアシリーズ。
しかし、このまほうのパーティーを以てDCDプリキュアシリーズの歴史に終止符を打たれる事になった。
原因は上記のアイカツ!やプリパラといった女児向けアイドルコンテンツの登場に伴い、人気の座を完全にお株を奪われてしまったというのが本音である。
プリキュアによるゲームコンテンツは、後にバンダイナムコからのスマホアプリゲー『プリキュアつながるんパズル』に座を譲る事になる。
●2017年4月下旬
ドキドキ!プリキュアを以て、BS11でのプリキュアシリーズの再放送終了する。
現行シリーズより3年半遅れでBS11でオンエアしてきた土曜夜のプリキュアシリーズ、そんなドキプリ最終話を以て、BS11でのプリキュアシリーズの再放送はこのシリーズを以て終了し、9年間の歴史に幕を下ろすことになった。
後続として同時間には深夜アニメの再放送という構成になり、全国ネットによるプリキュアシリーズの再放送は遂に縮小の一途を辿る事になった。
★今後の展開予定
●2017年夏 恒例の新戦士追加、キュアパルフェが登場。
●2017年秋 劇場版キラキラ★プリキュアアラモードが公開。
●2017年冬 2018年度版プリキュアシリーズ フライング情報解禁?
●2018年1月 キラキラ★プリキュアアラモード 放送終了
●2018年2月 2018年度版プリキュアシリーズ放送開始?
●2016年下期~2017年上期にオンエア、上映された話題のアニメ作品
●『君の名は』
2016年夏に公開された新海 誠監督が手掛けた劇場版アニメ作品。
都会に住む少年 瀧と田舎に住む少女 三葉が互いに入れ替わってしまうというなぞの現象と、謎の彗星をめぐる出来事を描く。
妖怪ウォッチ以上の社会現象となり、一部上映ではロングラン上映された映画館もされたところもあった。
2017年7月には同作のDVDとブルーレイの発売も決定した。
●『けものフレンズ』
2015年にアプリソフトとして登場し、2017年1月に放送開始されたアニメ作品。
キャラクターデザイナーは『ケロロ軍曹』でお馴染みの漫画家 吉崎観音(よしざき みね)氏が起用し、擬人化された動物達と一人の少女との友情を描いた物語で、今年度に入っての大人気アニメ作品になっている。
★放送当時に起きた国内の出来事…(2016年10月~2017年6月まで)
10月3日
★NHK 朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』が始まる。
10月8日
★熊本県 阿蘇山の中岳第1火口で爆発的噴火が発生する。
10月12日
★埼玉県新座市にて、東京電力の地下送電ケーブルによる火災が発生。
東京都内で58万世代が大停電となり、交通機関にも大きく影響を受けた。
10月21日
★『鳥取中部地震』が発生、鳥取県北部でマグニチュード6.6の地震が発生する。
11月8日
★福岡市博多区のJR博多駅周辺にて、大規模な陥没事故が発生する。
12月14日
★ルノーと日産の会長を務める カルロス・ゴーン氏が三菱自動車の会長に就任した。
12月22日
★新潟県糸魚川市にて、中華料理店から出火した火災で市街が延焼する糸魚川市大規模火災が発生した。
12月31日
★人気アイドルグループ『SMAP』が解散。
2017年1月
★東京・豊洲市場のモニタリング調査で、環境基準値以上の有害物質が検出される問題が発覚。
★大関 稀勢の里が第72代目の横綱へ昇進。 日本人力士による横綱は若乃花以来19年ぶり。
2017年2月
★村上春樹の新作小説『騎士団長殺し』が発売される。
★毎月月末金曜日に午後3時に終業を奨励する『プレミアムフライデー』が始まる。
2017年3月
★特許庁が色彩による商標登録発表し、トンボ鉛筆の『MONO』、セブンイレブンの3色ストライプカラーが登録された。
★任天堂の新ハード『Nintendo Switch』が発売される。
2017年4月
★コカコーラ・イーストジャパンとコカコーラウェストが経営統合し、『コカコーラボトラーズ・ジャパン』となる。
★インプレッサ、レガシィ等の生産している富士重工業が『株式会社SUBARU』に社名変更した。
★マイクロソフト製のOS『Windows Vista』による延長サポートを終了した。
2017年5月
★世界各地でランサムウェアによるサイバー攻撃が日本を含めて被害を受ける事件が発生。
★JR東日本のクルージングトレイン『TRAIN SUITE 四季島』が運航開始する。
★明治から発売されているスナック菓子『カール』が販売面の低迷で中部以東での販売を終了すると発表した。