80年代の日産のデートカーの決定版、そしてバランスの良い運動性能とエンジンパワーがウリのFRマシン!
日産 シルビア K's PS13型
80年代の日産のFRスポーツ車種といえば、R30とR31スカイライン、Z31とZ32フェアレディZと共に歴史を作り上げた名車といえば、ご存知5代目のS13型シルビアであろう。
1988年の5月に姿を現したこの型式は、先代のS12型の後続として誕生し、当時ホンダの人気スペシャリティカーのプレリュードの人気を押し退けて頂点に君臨した2ドアスペシャリティクーペセダンである。
デビュー当時、1.8リッターの直列DOHC方式のユニット『CA18DE型』を採用し、NA仕様(自然吸気)のJ'sとQ'sは最高出力は135馬力、トップグレードのK'sはインタークーラー方式のターボチャージャーを搭載した『CA18DET型』を搭載し、最高出力は175馬力を発生する3グレードで展開されていたが、91年のマイナーチェンジモデルを受け、マキシシリーズに参戦しているS15シルビアとRPS13型180SXと同じく、2リッター直列4気筒DOHCユニット『SR20DE型』をスワップし、J'sとQ'sは140馬力までアップされ、トップグレードのK'sは前期型よりプラス30馬力アップの205馬力まで発生している。
足回りはフロントはコイル式ストラット、リアは日産お得意のコイル式のマルチリンクを与え、ブレーキはフロントはベンチレーテッドディスク式、リアはディスクが与えられ、そこに日産独自の四輪操舵システムの『HICAS II』が搭載され、マイナーチェンジ後はSUPER HICASに変更。
ギアは5速マニュアルトランスミッションと電子制御方式の4速オートマチックの二種類が選べるようになっていた。
今回、湾岸マキシのプレミアム新規会員プレゼント、または車両獲得クエストでっゲットできる車種になっているが、同じ型式である180SXみたいにドレスアップパーツが装着できないという条件が加えられている。
『ART FORCE SILVIA』というキャッチコピーをTVCMで一躍人気のスターとなったS13型シルビア…当時のデートカーとしての人気も高かった同時に、走りにこだわるユーザーからも愛された名車で、デートカーではNAのQ's、走りにこだわるユーザーはK'sとこの辺からも人気別に分かれており、ターボのK'sにはフロントバンパーの右下部分にインタークーラーを冷却させる専用インテークを装備し、エンジンによる冷却面にも大きく貢献している。
エクステリア面も当時画期的であったプロジェクター方式ランプを採用し、オプション設定で選択でき、デフォルトでは角型ランプも選べたほか、インパネもアナログとデジタルメーターで構成されたバージョンも選べ、グレードの名前でK's、Q's、J'sの由来はトランプのキング、クイーン、ジャックからきており、次モデルのS14まで使用されていたが、S15から2グレード構成に変更を受け、ターボグレードがspec-R、NAグレードがspec-Sに統合された。
デビュー当時、走り好きのユーザーの大半も峠やサーキットでドリフトやドラテクを磨いたユーザーも少なからず多かった他、SR20DE自体もエンジン自体も強度があったため、400馬力以上の仕様もあり、ドリフト仕様以外にもゼロヨン仕様もあり、一部のマニアはこれだけじゃモノ足りないか、GT-RのRB26DETTをスワップさせた怪物仕様もあったぐらいだ。
93年に生産を打ち切り、同年秋には6代目のS14が誕生するが、予想以上の人気の悪さで低迷の一途を辿ってしまうという悲劇な運命を辿る事になるが、弟分の180SXは98年まで生産された。
湾岸ミッドナイトと同時期、同じヤングマガジンに連載していた しげの秀一先生の人気漫画『頭文字D』でS13乗りといえば、ご存知『池谷先輩』こと池谷浩一郎は有名である。
主人公の藤原拓海、拓海の親友である竹内 樹にとっては良き先輩であり、同時にクルマによる知識は上、秋名スピードスターズのリーダーを務めているが、走りに関しては拓海以下でダサすぎる走り、挙句の果てには拓海のハチロクに同乗したら、コーナー3つ目で呆気無く気絶しちゃったりメンツ丸潰れな姿を曝け出してしまうほど。
ちなみに、彼が乗るS13型はデビュー当初に登場した1.8リッター仕様のK'sでブーストアップのみの200馬力程度、足回りはそれなりの強化はされており、ハイグリップ仕様のタイヤを履かせていた。
そんなS13だが、プレミアム会員の新規登録、または車両獲得によるチケット交換でゲットできる車種なので、興味があれば是非ともゲットしてほしい車種である。
なお、交換にはチケット35枚必要なので注意しよう。