今回もファミスタシリーズ特集でお送りしております86作品目は、1992年に登場したアーケード版ファミスタ『スーパーワールドスタジアム'92 激闘編』を触れてみたいと思います。
操作方式は8方向レバー+3ボタンで、ファミスタとは大分異なる方式ですが、本家ファミスタとは殆ど変わりはありませんが規定イニングでクレジット追加すると続行できる制度は、アーケードの野球ゲームならでは方式になります。
ベースは91年に登場した『プロ野球ワールドスタジアム'92』のアップグレード版で、データも無印版と大きく変更していますが、本家ファミスタは選手の名前がパロディ風なのに対し、こちらは既に日本プロ野球連盟からの承諾を得たシリーズになっているため、選手の名前も実名登録となっています。
この頃からプロ野球連盟による認可が定番になりつつありました。
球場は東京ドーム、阪神甲子園球場、アメリカンスタジアムの3種で、グラフィックも本家ファミスタより格段にアップしており、またBGMやSEもかなりパワーアップしてる理由も、当時ナムコの最新基板であるシステムIIが使用しているため、この辺もぬかりは無いです。
CPU戦は1戦のみですが、FC版よりCPUがしっかりしているため、油断してるとあっという間に逆転されてしまう程の強さなので、FC版ファミスタで物足りない人には楽しめる作品ですが、唯一…本家ファミスタで定番のナムコスターズやメジャーリーガーズがいないため、この辺も意外に硬派かなと思います。
自分もアーケード版のスーパーワールドスタジアムはかなりやってきてますが、元はファミスタであるため、この辺に関しては違和感無く遊んでおり、上大岡ジアスや日ノ出町のタクトでプレイしてますが、日ノ出町のタクトは3イニング追加制で50円であるため、長く遊ぶとなるば結構おいしい作品ですね。
アーケードから家庭用への移植はよく耳にしますけど、家庭用からアーケードへの逆移植はたまに見ますけど、当時の逆移植ではこのスーパーワールドスタジアムシリーズぐらいかなと思います。
この年のワールドスタジアムの守備もマニュアル制度で、自分は長年ファミスタをやってる技術があるのでこの辺も自分もかなり慣れてるのですが、専門学校時代の付き合いである同僚が、このアーケード版のワースタがあった事にかなり知らなかったのですが、以前の高田馬場ミカドのエミュ機で心行くまで対戦しまして、同僚も「またやりたい!」とかなり喜んでくれましたが、これのキッカケで再びファミスタ熱が再熱しちゃいました。
●スーパーワールドスタジアム'92 プレイ動画
対戦カードは巨人対広島、プレイヤーが広島らしいのだが…。
斉藤、デットボールやり過ぎ。(爆)
サニー「…卑怯や。」
まーちん「…卑怯だね。」