90作品目…今回は90繋がりということで、1990年にシステムソフトからPC98にてリリースした『大戦略III `90』を紹介します。
当時の大戦略シリーズにおいて、初のリアルタイムの現代戦シミュレーションゲームであり、89年に登場した『大戦略IIIグレートコマンダー(以下無印III)』のバージョンアップ版で、1ターン毎に100カウント入ると次のターンに移行するという制度が導入されていましたが、無印IIIのリアルタイム方式の処理速度が遅かった他、システム内容が複雑と玄人でも扱いにくい作品であったため、システムプログラムの改良により、アルゴリズムの処理速度が上がり、同時にコマンドも『積極的』や『消極的』と分かり易い項目になり、より遊びやすいシリーズになりました。
自分も、この大戦略III`90もやり込んだ事があり、スーパー大戦略98を全マップ制覇したため、親父からもらってプレイしましたが、リアルタイム方式の大戦略を触れたのもこれが初めてでしたが、既に自分が使ってきたPC98も486のCPUを積んだマシンでプレイしていたため、ストレス的に感じなかったと。
難点として挙げられる点はそれほど無かったですし、オープニングBGMとエンディングBGMは大戦略シリーズのBGMで、かなり大好きなBGMで、たま~に口ざむ事がありますね。(笑)
後期の大戦略シリーズは難易度が一気に上がり、同時にやりづらかったシリーズが多いため、現代大戦略EX以降のシリーズではあまり遊んでいないですが、携帯アプリケーションの大戦略をたまにやる程度ですが…こちらも現在、入手が難しい作品かなと思います。
しかし、同じリアルタイム形式である大戦略IVになってからかなり難易度が急激に上がってしまい、自分でも結構とっつににくかったのが難点で、特に生産が作戦開始前でしかできなかった他、少数部隊でも相手の部隊に完全にフルボッコされたもんでした…あれは元々、対戦メインで作った大戦略だったんですよね、IVは…。
またこの大戦略III'90は付属マップが単体で発売された事もありましたが、自分もこのIII'90の付属マップ集は2つ持っていまして結構やりこみました。
今になるとオンラインアップデートかダウンロード販売が主流でありますが、当時はこの手の付属ソフトが数多くありまして、有名な物ではコーエーの信長の野望や三国志シリーズが一番有名でした。
今のハードでは絶対遊べないのがちょっと残念な作品になってしまったなと。