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懐かしのゲーム作品を語る…第102回『グラディウスIII 伝説から神話へ』

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102作品目、今回は1989年にコナミ・デジタルエンターテイメントの『グラディウスIII』を触れてみたいと思います。
シリーズ史上、最高難易度且つ最高ステージ数では圧倒的でしたね。

GOFERを倒し、再び平和が訪れた惑星グラディウスだが、またもやダークフォースという強大な力を引っさげたバクテリアン軍の侵攻で再び危機に陥り、再びビッグバイパーが出撃する内容です。
 
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操作方式は8方向レバー+3ボタン制で、ショットとミサイル、パワーアップと変わらずの操作系で、パワーアップカプセルを取ってパワーアップしながらバクテリアンを倒していきますが、敵弾や敵の体当たりで1ミス、残機0でゲームオーバー…コンティニュー無しで、全10ステージ+αのエンドレス制。
今作では2モードが実装されており、ビキナーモードはミスをした際に装備品が1つずつダウンした状態からスタートとなりますが、3面止まりで終了となっています。
 
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1988年に『グラディウスII GOFERの野望』が登場し、コナミSTG作品で大変好評を博しましたが、登場から1年後にグラディウスIIIの開発に入っており、この時…ゲーム専門誌にて、グラディウスIIIでのアイデア募集を行っていたらしく、そのアイデアを基にして作られたのがこのグラディウスIIIで、AOUショーでも発表され、グラディウスシリーズ完結編という形でアナウンスされてました。
 
しかし、その様々なアイデアと裏腹に難易度が前2作品と比較するととんでもない難易度まで上がりすぎてしまったという前科を犯してしまうことになってしまったのです。
 
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一つはステージ構成、前半から終盤までトリッキーな場所が非常に多く、熟練者でも手こずりやすい箇所が多くなっており、前半の難関といえば3面の火山の中盤~終盤はホントに神経を張り詰めないとクリアが難しく、さらに7面の炎面の火山弾ラッシュはレーザーさえ貫通しない難所の一つでさらにレーザーよりリップルレーザーが有効。
 
中でも9面のクリスタルキューブ面は多くの熟練者を屍の山を築かせた難所で、ミスるとステージ最初から再スタートという極悪っぷり、挙げ句の果てには最終面はボスラッシュ、要塞内の停電地帯にガーメイド地帯、壁せり上がりにミニクラブ、回転レーザー、さらにさらにバクテリアン手前には再生する細胞壁と肉団子地帯、バクテリアンを倒したかと思いきや、嫌らしい角度がついた高速脱出通路を抜けないと完全クリアさせないという暴君っぷりには熟練者も涙目になるぐらいでした。
 
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特にクリスタルキューブはホントにキツイ…下手するとトラウマ率高い難所。
 
何度もやってもこの地点でハマっては…そのステージ最初から強制送還されて…。
 
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マナ「怖い、怖い…クリスタルが怖い~。」
 
ここまでは大袈裟…。(笑)
 
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二つ目は選択兵器の性能の弱体化、デフォルト選択できる兵器の大半があまりにも使いづらくなっており、唯一…頼れるのはエディット兵器だが、これも酷い兵器が多く、上方向へ飛ぶアッパーミサイル、レバーを任意に入れると飛ぶ方向が変わるフリーウェイ、チャージすると威力が増すエナジーレーザー、慣性が働くスネークオプション、シールドなのに一発死になるリデュースと使えない兵器はかりが多く、今までのグラディウス兵器ラインナップではクセが強過ぎるモノばかり。
 
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極めつけは理不尽なやられ方で、これは特に当たり判定がズレているケースが多く、3面のビックコアMk-IIIの小型レーザーや最終面の移動ボスのシャドーギアの脚部分、さらに5面のヴァイブから放たれる子モアイの膨らんだ時の判定も異常な大きさになるため、当たっていないのに当たったというケースが目立つのも困りモノです。
 
自分もその詐欺紛いな判定に泣かされ、PS2版で9面止まりで挫折しました…しかも、イージストで。
 
今はPSP版でイージストでクリアを果たしましたが、やはり道のりは険しく、ちゃんとしたパターン構築を組まないと99%が1面で屍の山を築く事になりかねないですけど、PSP版とPS2版はイージーでもコナミコマンドからスタートができるのでそれはそれで安定はしますけど。
 
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AC版が登場した翌年に、コナミがSFC参入デビュー作となったSFC版グラディウスIIIは、AC版の悪い部分を改善し、ステージ構成を作り直しての家庭用による移植ですが、大分やりやすい感じにはなり、最高で3周目の7面までは進めましたが、逆にリップルレーザーが弱体化してしまったのは大変残念過ぎますが、SFC版でエディット兵器の一部とローリングオプションとフォーメーションオプションはPS2版とPSP版のグラディウスIIIのクリア時のおまけ特典として『エキストラエディット』という項目が解禁されるのでこれも意外に扱いやすくはなるかと。

その高い難易度と裏腹に、BGMは名曲揃いばかりで、『コナミは高い難易度のゲームになると名曲が多い。』という定義があるのも事実ですし、今のビーマニ世代で育ってるゲーマーだとあまりピンと来ない部分がありますけど。
 
AC版グラディウスIIIは、PS2版『グラディウスIII&IV 復活の神話』とPSP版『グラディウスポータブル』に、SFC版グラディウスIIIはSFC版とWiiのバーチャルコンソールにて配信していますので、一度遊び比べてみると楽しいかなと思います。
 
●PS2版 グラディウスIII プレイ動画

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