105作品目、今回は1993年に任天堂からFCに発売されたテトリスフラッシュを紹介…FC末期に登場したテトリスの派生版、意外に知ってる人は少ないかもしれません。
操作方式は十字キー+2ボタン方式で、下で落下、左右でブロック移動、A・Bボタンで回転と落ちモノの基本スタイルを通っていますが、ルールが違いまして下部にある各色の点滅ブロックを消すと周りのブロックが消えまして、全部消えたらラウンドクリアとなりますが、最上段まで溜まると当然ゲームオーバーとなります。
全30レベル構成ですが、30に進むにはデフォルト最大であるレベル20から始まる必要があります。
●FC版 テトリスフラッシュ プレイ動画
テトリスシリーズでは異端児的な存在であるテトリスフラッシュ…元々、あのドクターマリオのマイナーチェンジ版であるため、元ネタを知らない人なら絶対気付かないでしょう。
一人モードは2モードがあり、一つ各レベルをクリアしているラウンド制度のモードは、ハイスコア必須勝負で一定時間経過するとスピードレベルが1段階上がる仕組みで、スピードレベルが上がらないうちに早めにクリアするとボーナス点が貰える仕組みで、この辺も最短な戦略が求められますね。
自分も結構やりこんだ方で、最高がレベル15辺りが限界でしたね…スピードは低速からのスタートでしたけど。
VSモードは3ポイント制で、CPUより早めに消せば勝利というルールですが、連鎖による動きを封じられるますが、CPUもアホではないため徹底的にくるのでこの辺も意外に燃えるかなと。
本気で楽しむのであれば、やっぱりハードモードでしょうね…結構熱くなれます。
もちろん2Pでの対戦も可能です。
ゲームシステムはドクターマリオがベースであるため、やはりドクターマリオにテトリスに置き換えた同時にシックな感じに仕上げた作品というのが拭いきれないまま作られた作品ためか、ドクターマリオをやった事があるユーザーだと評価的にイマイチかなと思いますね。
同時にメーカーも、FCもこの時は末期で本数的にSFCに乗り換えて開発し始めた頃で、あまり印象に残る作品が少なかったのですが、末期で一番頑張ったのがFC版カービィのみでしたし。
他機種では初代GBのみで、こちらはFC版と同日発売でして、ヨッシーのたまごやヨッシーのクッキー、ドクターマリオも同じ日に発売されていた事は意外に有名ですね。
●FC版 テトリスフラッシュ VSモード(CPU対戦モード)プレイ動画
ハンデレベルは5、落下レベルは中速での対戦…。
やっぱり、元ネタがドクターマリオのマイナーチェンジ版と受け取ってしまうと、やはり仕方が無いのかなと思いますけど、でも個人的にテトリスフラッシュは好きですね…コミカルな方よりこういったシックな方向性も好きなので。