『プリキュアのコスチュームカラー』シリーズ、今回で完結…。
長々と続いてきたこのコスチュームカラーによるシリーズも遂に今回を以てし最終回…。
今回は緑、赤&オレンジ、派生タイプも含めて紹介していきたいと思います。
前回、エースとパッションまでの続きという形になります。
【注意】
ここでの解説は全て公式やWikipediaを基にしたYCR-7独自の見解であり、東映アニメーションさんの公式とは関係ありませんのでご注意ください。
●その4 派生の系譜…その2
プリキュアシリーズにおいて現在、一番少数的なのが緑系プリキュア陣営。
現在、緑系といえば5シリーズのミントとスマイルのマーチのみという非常に少ない系統にあたる。
緑系プリキュアの元祖といえば、ご存知5シリーズのミントだ。
最初のミントは今のP5GGバージョンみたいに攻撃技が無い代わりに防御系統のミントプロテクション(ファイブシンフォニー獲得時はミントシールドに変更した。)のみで、その代わりにアクアとのコンビネーションを組んでの連携パターンが意外に多かった。
コスチュームの色も他の5陣営の初期のコスチュームとの同じ緑の割合的に意外に少ないが、アクアと同様に肩部分による肌の露出を少し出している事をお解りいただけるだろう。
基本カラー的にミントグリーン、黄緑、白といった構成になる。
オールスターズでもよく見るP5GGバージョンのミントはP5GGバージョンのアクアと同様…白部分と露出部分が極力に減ったが、より一層イメージカラーを重視にした配色に変更になっており、白部分を薄いライトグリーンとさらに薄めのライトグリーンを使われている。
また必殺技も飛び道具と防御技とも両立が可能の円盤型の必殺技であるプリキュア・エメラルドソーサーに変更になっているが、これと同じ必殺技を持つ東映アニメーション作品といえば、ドラゴンボールシリーズのクリリンの気円斬と同じ構成になる。
その緑系プリキュアの現在の末裔となるのが、スマイルのマーチだ。
コスチュームとヘアー、変身する前のなおの性格とミントことこまちと比べてみると一目瞭然であるが、P5GGバージョンのミントと比較すると白部分も多少残しており、マーチの髪型もこれまたミントと違っての構成で、ポニーテールとツインテールというかなり特殊なヘアスタイルになっているのも大きな特徴ともいえる。
また必殺技はP5GGバージョンのルージュのプリキュア・ファイアーストライクの派生型であるプリキュア・マーチシュートはファイアーストライクの風属性版に切り替わったバージョンで、ルージュのファイアーストライクの決定的な違いといえば、常時ストックさせての連続発射という荒技も放つ事ができる。
常時ストックからの発射は、これも劇場版5に登場したダークミントのダークネススプレッドから採用されており、これも二者からの技を継承しているというのも大きな特徴ともいえるだろう。
そのマーチのマーチシュートの源流であるルージュを触れてみよう…まずは5バージョン。
5バージョンのルージュも他の5陣営の初期コスと同様の配色であるが、基本的に赤とオレンジ、白という配色だが胸部分のブローチの色がP5GGバージョンのルージュとは違い、ベールピンクと紫というかなり変わった配色となっている。
必殺技もドリームのドリームアタックの炎版であるプリキュア・ルージュファイアーという必殺技であったが、P5GGから彼女のフットサルの特技を活かして誕生したのがファイアーストライクとなった訳である。
そしてP5GGバージョンのルージュ、コスチュームも他の5陣営とほぼ同じイメージカラーの配色を重視となった部分以外では、ヘアー止めている蝶のアクセからバラに変更になった事と、胸の蝶のブローチも黄色とオレンジに変更した部分がお解りいただけるだろう。
そして、そのルージュと同じ属性をそのまま継承したのがスマイルのサニーではないだろうか。
コスチュームスタイルはマーチとほぼ同じ形になるが、ルージュと違う点としてはブーツも膝部分まであるタイプになった事と、ルージュのファイアーストライクをバレーのアタックに切り替えての飛び道具であるプリキュア・サニーファイアーが大きな特徴である。
●その5 派生型から更なる派生へ…
プリキュアメンバーの中で唯一、『キュア』が付かないメンバーといえばMHのシャイニールミナスとP5GGのミルキィローズが一番思い出す方も多いはずだが、先にMHから新規参戦したシャイニールミナスは、他のプリキュアオールスターズメンバーにおいては格闘能力が非常に乏しいというのが大きな難点さが大きく、真っ先に時に狙われやすいというリスクも併せ持っている部分を除くと、後方でのサポート系統で重要なポジションであり、ブラック・ホワイト共に放つエクストリーム・ルミナリオを放つ際に最も重視しているというのが大きな役割でもある。
しかし、MH以降のプリキュアから観始めたファンの場合、映画のオールスターズで観ると他のメンバーが肉弾戦を放ってきているにもかかわらず、他のプリキュアと比較されがちになるのもデメリットさが抜け切れていないのが難点で、またオールスターズにおいてはコスチューム的にピンクなのに対し、黄色陣営にも入らないため現状では中立的なポジションに入っている。
そのルミナスと大きく見比べてしまったのが、P5GGから追加参戦となったパルミエ王国のお世話役でもあり、美々野くるみが変身したミルキィローズである。
ルミナスと違い、肉弾戦においては鷲尾プリキュア陣営においてはブラック以上の格闘スタイルが非常に高く、同時に攻撃力も桁外れでボス~ラスボスクラスの敵でも互角に張り合えるというのも大きな特徴でもあるが、最近はハトプリのムーンライトや格闘スキルが非常に高いサンシャインに一歩譲り気味なってきている。
しかし、そのルミナスと全く反対であるローズの最大のデメリットが、必殺技のミルキィローズ・ブリザード(またはミルキィローズ・メタルブリザード)を発動すると、一気にミルクに2段階に変身が解けてしまうというペナルティがあるため、その代わりに肉弾戦でフォローする部分を見れば、それなりに頑張っている方ともいえるだろう。
またローズの基本カラーは紫、ライトパープル、白といった感じであるが、紫は後のドキプリのキュアソード、白はその後のシルバーとしてムーンライトへと継承している。
そして、ローズのカラーから派生として誕生したムーンライトはコスチュームカラーはほぼローズから派生した形になるが、攻撃力と必殺技はほぼチートクラスに近い形になっているため、意外な所でムーンライト最強説も出てきてるが、その辺に関しては定かなのかは不明な部分が残る。
現状では、やはりムーンライトでの能力スペックからみても、やはり隙が無いというのもうなずけるが、登場した最初の頃の意外に高いプライドに関しては後のソードやハピプリのフォーチュンへ受け継がれている。
ローズのヘアカラーをイメージカラーからの派生として誕生したドキプリのソードは完全な新しいカラーのプリキュアとして誕生し、紫系プリキュアの系譜も誕生したのもこのソードからである。
変身前の真琴がマナから真琴がソードである事をばれて、かなり激怒した事は意外に覚えている方も少なくないだろう。
意外にプライドが強かったが真琴であったが、マナ達の説得ですぐに一緒に戦う事を決意できたのは意外に簡単であった事は確かだが、もし仮に単独で挑んでいたらムーンライトと同じ悲劇を味わっていたのかもしれないだろう。
そして、その紫系プリキュアの現在の末裔がハピプリのフォーチュンである。
1話目からその高い戦闘能力を見せていたが、同時にプリンセスことひめやラブリーことめぐみに対して、かなり敵対している部分もムーンライトやソードとほぼ同じ路線系統である事は確かで、変身前の姿が氷川いおなである。
何故…彼女は二人を敵対しているのかは現時点で不明であるが、パートナーであるぐらさんとはどこで出会ったのかも謎のベールに包まれており、今後の動き次第で彼女も一緒に戦う日はいつ来るのだろうか…。
●最後に…
2004年から始まったプリキュアシリーズだが、改めてメンバーの系譜を見ていくと意外なところで繋がり、意外な所で変わったという枝分かれな部分もあるため、意外に調べてみるとすごい繋がりがあるという事に自分もちょっと驚きましたね。
あえて、この辺も公式からの情報やWikipediaを参考にして調べると、「こうなって、こうなるんじゃないのかな?」と思ったりしてました。
また、シリーズ別に限定登場しているプリキュアで公式上でカウントに入っていないプリキュアはあえて割愛したが、こちらもまたの機会があった時には特集として組んでみたいと思います。