115作品目、今回は1988年にバンダイナムコゲームスからリリースした横STG『オーダイン』を触れてみたいと思います…久々にプレイ動画とBGMを聴いて急遽放ってきた隠し球だったりします。
主人公の科学者である泊 裕一郎と助手のサンデー・チンが裕一郎の彼女である相原香奈が敵対するクボタに誘拐された挙げ句、香奈が持っていたブローチ型の変換装置『オーダイン』も奪われてしまい、二人が香奈を救出する内容です。
操作方式は8方向レバー+2ボタン方式で、メインショットとサブウェポン発射となり、敵弾や敵に触れると1ミス、全機倒されるとゲームオーバーとなり、全7ステージ1周エンド制です。
また一定スコア到達するとエクステンドが追加される仕組みで、道中の通貨であるクリスタルを集める事により各種武装品を使えるようになりますが、但し使用時間や弾数が制限されている装備品もあるので注意が必要で、面が進むにつれ購入金額も上がっていくのでこの辺もいかに集めていけるかが勝負になります。
●AC版オーダイン プレイ動画 ステージ1~4まで
ナムコのSTG作品は意外にも縦STGモノが多く、ゼビウスやギャラガも縦モノが非常に多く、ナムコのSTGで唯一珍しい横スクロールSTGになりまして、バラデューク以来の作品になります。
またアイテム装備は取得制度ではなく、途中の空中ショップに入って装備品を買うという制度になっており、この辺もセガのファンタジーゾーンと似てるモノがありますけど、こっちの方は意外な所でセットで販売されているモノもあるので、意外に気が利く部分もあります。
装備アイテムは以下の通り…。
●バルカン砲
一定時間ボタン押しっぱなしでノーマル弾によるフルオート連射ができる。
●☆3WAYバルカン砲
上記の効果に前方3方向にノーマル弾のフルオート弾を放つ。
●☆ワイドブラスター
前方に放つ緑色の広範囲弾を放つ、連射力はそこそこある。
●☆アフターファイアー
前後に貫通力の高い火柱を放つ、攻撃力は非常に高い。
●ストックボンバー
前方にパックマンを装備した装備品だが、自機周辺に吸引シールドが張られ、赤の状態まで敵弾を蓄積すると強力な広範囲弾を放つ、活躍する画面では一番多い。
●☆ファイアーボンプ
自機下部に巨大爆弾を投下され、着弾すると広範囲に爆風を放つ。
ボスも一撃瞬殺できる兵器だが、5発しか使えない。
●☆ホーミング
全方向に誘導ミサイルを放ち、敵に向かって倒す。
こちらも5発しか使えない。
☆=弾数および使用時間がある兵器。
このオーダインからナムコの新基板である『システムII』が初めて採用された作品になり、キャラクターによる拡大や縮小、回転機能も思いのままに成せるという当時としては最新鋭の基板でして、まだこの時のゲーム作品もまだ機能がまだ実現が難しかった頃でしたが、似たモノでコナミの『A-JAX』というのもありました。
またゲームの画像度も良かったですし、あのドラゴンスピリットやリッジレーサーシリーズのロッテルダムテクノシリーズの曲を手掛けた細江慎治さんが『タマリン細江』名義で参加しているのもちょっとポイント的には高いかなと思いますが、特にリッジから細江慎治さんを知った方でも、あのブッ飛びまくりのロッテルダムナンバーのイメージが強い方もいらっしゃるはずなのではないでしょうか?
ゲームバランス的には序盤はまだそれなりに安定しますが、2面から回転ギミックによる障害物が一番初心者泣かせになりますね、抜けるタイミングを見図らないと意外な所で衝突する場面もあるのですが、3面から一気に急激に難易度が上がりまして特に中盤の爆雷地帯と潜水艇からのミサイル攻撃のラッシュ地帯は特に一番切り抜けるとなるとかなり困難を極めますけど、最終面は矢印の部分を撃つと突然回転が変わってしまう地帯もあるわ、嫌らしいトラップも相当点在しているので結構折れそうな場面もありますが、自分がオーダインをやると運が悪ければ4面ボスで撃沈されるケースは多いですし、6面のボスラッシュの4面ボスが来たりと同じ運命になったりとか…。
●AC版オーダイン プレイ動画 その2 ステージ5~7まで
このオーダインでAC版ではエミュ筐体では比較的に見ますけど、家庭用ではPCエンジン版とPS版のナムコミュージアムVol.4にて収録されていますが、PCエンジン版はハードの限界上で無理がありますが、完璧な移植になるとやはり初代PSのナムコミュージアムVol.4が一番いいと思います、同時に当時の資料も見れるとなればやはりこっちの方がおトクになるかなと思いますが、初代PSソフトもイイモノでも入手困難になってきてますので…。
自分も暇があったらナムコミュージアムVol.4辺りを買いたいと思っております。
【おまけ】オーダイン BGM集
細江慎治さんが手掛けたオーダインBGM…いや、ホントに名作ですね。