↓後編 その1はこちらから…。
ババロア女王「キュアローズガーデンが…」
クレープ王女「甦ったクク!」
フローラ「皆さん、本当にありがとうございました…。」
ルージュ「そんな…お礼なんて。」
ミルクは今のくるみやミルキィローズになったキッカケでもある青いバラの花をフローラさんに返す事を決めていたんだそうで、「私は種を送っただけで育ててくれたのはミルクなのだから、これからも育てて他の世界にも青いバラを咲かせてほしい。」とミルクに託されたのでした。
そして、今回の目的であったのぞみの目的だった『キュアローズガーデンに来てほしい。』というフローラさんの伝言でキュアローズガーデンに来たのだが、
フローラ「私の代わりに、キュアローズガーデンを守ってくれませんか?」
ドリーム「…え?」
ちょっと待って下さいフローラさん、のぞっちは今…教師になるという目標に進んでいる真っ最中なのに、ここまで来た同時にキュアローズガーデンの管理人になってほしいというのは無理があり過ぎますけど?
あまりの唐突さでどう答えたらいいのか、完全に出てこないのぞっち…。
ミント「キュアローズガーデンを守るって…。」
ルージュ「ずっとここにいなくてはならないという事?」
ほら、フローラさん…のぞっち達がかなり迷惑をかけてしまってるじゃないですか!?
ここは違う人に任せるか撤回するしかないと…。
ドリーム「私、キュアローズガーデンをみんなに見せたい!だって、こんなに場所なんだもん。」
ドリーム「私達以外の人もたくさん、見せてあげたいな。」
フローラ「それは、キュアローズガーデンの扉を開放するという事ですね。」
ドリーム「はい。」
「みんなと一緒にバラを育てて、世界中にキュアローズガーデンにできたらいいなと思う。」というのが、のぞっちの本当の答えときましたか…確かに、今ののぞっちには教師になるという目標を優先である事は確かですからね。
フローラ「命の為に咲いているのではなく、色々な世界にたくさんに咲いてほしいとそう思っていました。」
フローラ「お別れの時が来たようです…。」
遂にフローラの命がすぐそこまで終わりに近づいていたのでした…。
最もフローラの側にいたシロップにとっては非常に辛いのは解ります…子の場面から結構泣けてきた事は覚えております。
ここで詳しく書いてしまうと面白味が無くなってしまうので、この辺はDVDか再放送でご覧になられると本当に分かります。
ココ・ナッツ・シロップ「フローラ!」
フローラ「私が消えてしまっても、私の命の光は一粒の種となり、世界のどこかに新しい種を咲かせる事でしょう…。」
ドリーム「フローラさんの花が早く咲くように…私達、一生懸命にお世話します!」
こうして、フローラは一粒の種となったのでした…いや、本当に泣けて泣けてしょうがないよ。
(放送当時も本当にボロボロ泣きでした、)
●エピローグ
ココ、元気してる? 今は何所を旅しているのかな?
シロップがココ宛の手紙を届けられなくて困ってたよ。
りんちゃんとかれんさんは、お花の世話でよくキュアローズガーデンへ行ってます。
ガイドしているミルクは忙しそうだけど、結構楽しんでるみたい。
そうそう、メルポはシロップが育てたバラなんだって!
パルミエ王国も緑も建物もたくさん増えてきました、ナッツが中心になって、王国のみんなも頑張っていたよ。
長い戦いが終わり、そして…いつもの様に朝を迎え、
そして…
新しい一歩を歩み始める…
(何故、カワリーノ似の社員を入れちゃったの? ブンビーさん…いつか乗っ取られますよ?)
でも、フローラさんの種はなかなか芽を出しません…結構難しいね。
種って夢とよく似ているなと思う。
じっくり時間をかけてじっくり育てていけば…
コージ「大丈夫?相変わらずだね…のぞみ。」
のぞみ「ココも相変わらず、いつも突然現れるんだもん。」
再び、長旅から帰ってきたコージさんことココ、命の光を感じかえってきたんだそうで、再びのぞみと再会。
ナッツハウスへ行くと…。
ナッツ「遂に芽が出たナツ!」
のぞみ「ナッツ達も来てくれたんだ!」
ココ「大きく育つといいココ!」
のぞみ「よ~し!素敵な花を咲かせるぞ~!」
「けって~いッ!」
今、一つの伝説が終わりを告げた…。
パルミエ王国復権の為にプリキュアになったあの日、そしてフローラに託されたローズパクトとフローラの約束を果たすため、再びプリキュアになったあの日…。
いくつかの困難を乗り越えてきたプリキュア5の伝説は今、ここに幕を下ろす。
だが、これで終わったわけではない…本当の彼女達のスタートラインを踏み出したばかりなのだから…。
(Yes!プリキュア5GoGo! 完)
●観た当時を振り返る…
本当にいい話でした…過去に観てきたプリキュアシリーズの最終回で、最も涙がボロボロと流していた事はスゴく覚えておりました…このENDカードの部分で一時停止しながら夜中の1時まで大号泣してた事は覚えていましたし、東京MXでの再放送やBS11でもそうでしたが、あのP5GGボーカルアルバム2の『明日咲く、笑顔咲く。』は5シリーズ最後のキャラソンである事は確かです。
館長があの種を受け入れて、彼が育てていれば本当に彼の人生観も大きく変わっていたのではと思いましたけど、最後の最後まで奪う事がモットーであった彼にとってフローラルエクスプロージョンは、フローラが彼に対しての天罰と言っても過言じゃないかなと思います。
同時にキュアローズガーデンに来てほしいという理由が、のぞみを新しいキュアローズガーデンの守護者として選んだというわけですが、ただ…のぞみはココとおなじ教師の夢に向かって頑張っているため、突然すぎましたね…これだったら普通であれば、完全に拒否される事は確かでしょうけど、「このキュアローズガーデンの素晴らしさを皆に教えたい。」という事で、キュアローズガーデンの扉を解放するという選択を選んだのぞっちの判断も素晴らしいと思います。
そして、最後の締めは作画は川村先生と脚本 成田先生によるタッグ…あの時の成田先生の脚本は本当に良かったなと思います。
(今のハピプリやNSシリーズによる成田先生の脚本は微妙ですけど…。)
当時は使ったセル画での最終回ENDカードでしたが、これがスマイルみたいに早い段階で描き下ろしのENDカードだったら、間違いなくずっとプリキュア5至上主義を引っ張ってたかなと。