●P5第5話『プリキュアの資格』
脚本:清水 東 演出:岩井隆央 作画:奥山美佳 美術:井芹達朗
★あらすじ(朝日放送公式HPより引用。)
のぞみ、りん、うらら、こまちでプリキュアが4人になった。ココの願いを叶えるためには、あと一人。
そこで一度は断られた生徒会長のかれんに、プリキュアになってほしいと、もう一度お願いすることにしたの。
でもかれんはプリキュアをまだ信じていないみたい。
そこにコワイナーが現れて、のぞみたちに襲い掛かってきた。
それぞれプリキュアに変身、その光景を見たかれんは、ようやくプリキュアになろうと決意した。
そこで一度は断られた生徒会長のかれんに、プリキュアになってほしいと、もう一度お願いすることにしたの。
でもかれんはプリキュアをまだ信じていないみたい。
そこにコワイナーが現れて、のぞみたちに襲い掛かってきた。
それぞれプリキュアに変身、その光景を見たかれんは、ようやくプリキュアになろうと決意した。
●概要
スマイルで例えれば、れいかがプリキュアになる展開のエピソードであるが、この辺でれいかとかれんによるプリキュアになるという展開によって大きく異なる部分があり、特にかれんの動きに注目。
前々回のコワイナーによる騒動で、のぞみが一番有力である事は確かと気付いているかれん。
のぞみからプリキュアになってほしいとお願いされたのにもかかわらず、「そんなワケのわからない作り話をするな。」と切り出して拒否するが、その現場を本当に彼女が目の当たりにする事になる。
かれんの自宅にブンビーさんが現れ、ピンキーを強奪され、必死の抵抗でピンキーを取り戻る状況のさなか、かれんの元に青い蝶が舞い降りてくるのだが、腕を差し伸べた同時に蝶が消えてしまうという衝撃的な展開になってしまう。
結局、戦闘は勝利したのだが、ピンキーがブンビーさんに取られてしまい、帰り際に「二度と誘わないで!」とそれでもきっぱり拒否するかれんだが、皆がいなくなった時に、何故自分はプリキュアになれなかったのかという自らの後悔を味わう事になるが、この物語は次の6話にて持ち越しとなる。
拒否をして、次のエピソードでプリキュアになるという展開はこのシリーズが初となり、以後のハトプリではダークプリキュア敗れたムーンライトことゆりが心の種を失い、つぼみ達から誘いを受けるが拒否を続けるという展開の原点も彼女のエピソードがある。
担当脚本は清水 東さんだが、5シリーズにおいて清水さんの脚本は意外にノリの良いエピソードが多い。
●戦闘シーン
水無月邸の庭での戦闘で、相手はあずまや型コワイナーとブンビーさんだが、特にあずまや型コワイナーのユニーク過ぎる歩き方が、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』に登場する全てを飲み込んだ時のカオナシに近い歩き方をしている。
そして、この回がブンビーさんとの初戦であり、5陣営とブンビーさんによる2年間の戦いの歴史の1ページとして刻み込まれる事になるが、実際上では5陣営の勝利とっても過言ではないが、よりによってブンビーさんにピンキーを奪われてしまうという部分を見ると事実上の敗北か引き分けといってもいい。
●登場キャラクター
夢原のぞみ(キュアドリーム)
夏木りん(キュアルージュ)
春日野うらら(キュアレモネード)
秋元こまち(キュアミント)
水無月かれん
ココ(今回はコージさんの姿は無し。)
ブンビーさん(今回初参戦)
アラクネアさん(1敗して、落とし穴直行。)
あずまや型コワイナー
坂本さん(かれんのじいやさん)
おタカさん
●エンドカード
作画は川村さんによるモノで、「希望の光と未来の光!華麗に羽ばたく5つの心!」の以降5バージョンの変身完了時の共通による5人同時にいう決め台詞からのセル画からの引用だが、この決め台詞シーンにおいてミントのグローブの蝶が着色していないという着色ミスが起きており、以後何もなかった様に使われているのだが、劇場版5 鏡の国のミラクル大冒険!では、着色ミスだった部分はちゃんと修正されているが、東京MXでの再放送、BS11での再放送では残念ながら未修正のまま使われている。
これが劇場版5の決め台詞シーンより…ミントのグローブに注目。
●関連エピソード
★スマイルプリキュア!
第5話『美しき心!キュアビューティ!』
【共通点】5話目でプリキュア誕生秘話
かれんの後釜的なポジションになるれいかによるプリキュア誕生エピソード。
一旦断るが、1話で速攻仲間入りを果たすまでの行程を見ていくと、れいかの優しい性格が大きく解りやすかった同時に、プリキュアになった時の驚異的な能力で関心さが全員集合への大きなキーワードともいえる。
★ふたりはプリキュアMaxHeart(以下MH)
第5話『颯爽登場!その名もシャイニールミナス!』
【共通点】5話目でプリキュア誕生秘話
唯一の5話にてプリキュア誕生の原点といえるのが、なぎほの第2期シリーズのMH5話はサーキュラスに狙われたなぎさ達が、ポルンと力を合わせてルミナスに変身するというエピソード。
しかし、ルミナスの戦力的に最初から戦闘が得意でない事が一発で丸分かりとなる。
ちなみにこのエピソードの作画担当したのは川村さんである。