●P5GG第23話(第72話)『シロップが裏切った!?』
脚本:山下憲一 作画:青山 充 【放送当時データ】2008年7月13日 朝日放送・テレビ朝日系列
●前回までのあらすじ…。
シロー「いい気なモンだな…無責任に人を応援する前に…自分は頑張っているのかよ!」
シロー「応援応援って、お前はいつも人に向かって、頑張って言うじゃないか! 自分で何か努力してやり遂げた事があるのかよ!」
「人に言うのは簡単さ…あの時はお前は約束した…それなのに、俺は信じてたんだぞ!」
のぞみのゆうとあいの勉強を教える事に薦めたコージことココ、しかし…それを聞いたシローことシロップは、パルミエ王国で約束したキュアローズガーデンへの行く方法の答えをココを信じていたのだが、ココの口から重要な事も一切出ず、ただただココに対しての嫌悪感を抱くようになり、今に至るのであった。
その同時に、ローズパクトからパルミエ王国の国王の証である王冠が現れた…これは一体どういう事なのか?
このエピソードで、2人の関係の全ての真実が明らかになる…。
のぞみ「パルミエ王国の王冠?」
りん「…ローズパクトから出てきたの?」
どういう事なのか、うららはナッツさんに聞くのですが、以前…パルミエ王国がナイトメアに襲撃されて滅亡した時に王冠は一旦消滅したことを告げられ、同時に5の45話のくるみことミルクの話にて、先代の国王は既に国王のザから退いてるという話がありましたが、今頃になってパルミエ王国の王冠がローズパクトから現れたのか、ナッツさんも解らずじまいでした。
くるみ「前はこんなに歪んだ形じゃなかったのに…どうしたら、元に戻るのでしょうか?」
この辺に関して、かつてパルミエ王国の次期国王候補であったコージさんことココが一番関わっているのではと思いますね。
のぞみ「ココ、良かったね!無くなったものが出てきて…元に戻る方法もきっと見つかるよ!」
しかし、コージさんの心境的にいうと…今は素直に喜べないというのが今の心境だったりします。
シローことシロップとの関係が大きくのしかかっているという事が一番の問題じゃないかと思いますけど…。
そこに…。
シロー「…また、人に頼るのかよ? お前一人で解決した事があるのかよ!」
シローことシロップでした…まだ、このお二人による信頼関係は未だに亀裂が入ったままなのでした。
シロー「無いよな、お前には…。」
くるみ「ちょっと!なんて事を言うの!」
いや、くるみ…キミが口出す権利は無いと思うぞ? これはコージさんとシローによる問題なのですから…。
捨て台詞を吐きつつ、ナッツハウスを後にするシロー…この二人の信頼関係は果たして、元に戻るのでしょうか?
何故、ココの元にパルミエ王国の王冠が現れ、同時に歪んでいたのかと疑問より、シローとの関係の事で気にしている事を気付いたナッツさん。
「僕にとっては、僕にとっては解決できてない問題だったんだ…。」と遂に本音がここで暴露されるのでした。
それは、まだナイトメアによる襲撃される前の頃…シロップが初めてパルミエ王国にやってきた時にココとの出会いが最初のキッカケであり、同時に彼の最大の謎とのキッカケ。
パルミエ王国のメンバーで唯一…いや、プリキュアシリーズで唯一、空を飛べる妖精でもあったシロップだが、自分の過去の記憶が失い、自分は何者で、どこから来たのかは全く解らなかったんですよね。
一人でいたシロップを優しく差し伸べたココ、そして…同時にココはキュアローズガーデンへ行く唯一の方法を探すと約束、大きな難題を自ら受け、同時にシロップとの信頼関係を破壊してしまった事を…。
ココ「キュアローズガーデンをココが探し出してあげるココ!」
シロップ「ホントにロプ!? ホントに信じていいロプ?」
ココ「きっと、見つかるココ!」
ココも必死にキュアローズガーデンにまつわる資料や情報をパパイヤさんや色々な人に聞いたり、図書室で探してみたのですが、しかし…思うような有力な情報源が見つからず、かなり難しい難題であった事…。
それから月日が経ち、シロップと再会するのだが、「今の自分では解らなかった部分があった。」と自ら語り、シロップはココに裏切られたという苦い思い出を味わうことになってしまったんですが…ココもできる限りの力で探したが、たやすく受けてしまったコージさんにも問題があったかもしれません。
コージ「あの時…僕がちゃんと引き止めていれば…結局、偉そうな事を言って、僕は…何もできなかった。」
ナッツ「確かに、あの時の俺達は何もできなかった…だが、今はどうだ?」
コージ「今?」
ナッツ「今、シロップは俺達のそばにいる…それに、のぞみ達も一緒にいてくれるじゃないか?」
確かに…最初は嫌々だったのぞみ達がシロップの元にいては、色々と話を聞いてくれたり、同時に…。
のぞみ達と一緒に、色々な困難に立ち向かってきた…。
それが、今のシロップに繋がり、そして…彼の大きな勇気の一歩を与えてくれたのだから…。
ナッツ「ココ、一人で抱え込むな…時間をかけてゆっくり解決すればいい…焦らずにな。」
キュアローズガーデンへ行ける時間もまだ余裕もあるし、急いでいてもただ結果が生まれないのですから…。
まぁ、同時にエターナル側で、唯一の時間の余裕自体が無くなってる人が…。
ネバタコス「…あいつが席を外すなんて…何かあったのか?」
シロップの元に来ていたのでした…。
アナコンディ「私なら解るかもしれませんよ…。」
シロー「お前はッ!? アナコンディ!」
「エターナルとは仕事しないと言ったはずだ!」と拒否するシロップなのですが、「この資料の中にキュアローズガーデンの詳細がある。」と手元の資料を見せまして…。
シロー「そんなの信じられるかッ!!」
アナコンディ「そうですか…私の報告書は完璧なのに…。」
完璧?…いや、あのね、アナ姉さん…。
いつ頃、美希たん主義になったの?(笑)
「焦らずに資料をあげますが、但し…ローズパクトとの交換条件で。」と要求するアナ姉さんですが、流石に拒否するシロー。
「本気になればプリキュアを倒して、ローズパクトを奪取する事はでき、ローズパクトを先に渡してもらえれば危害は加えない。」とさらに条件を付け加えて、時計台から立ち去ったのでした…。
まぁ、そののぞっち側では…。
のぞみ「お湯で温めたら、元に戻るんじゃないかな?」
りん「…なわけないでしょ?」
カップ麺の要領で考えてたのかよ!?
「やっぱり、私達の力でも無理よ。」と完全に諦めモードのかれにゃん…まぁ、のぞっちの考えで流石に無理ですけど…あべしっ!(←ドリームたんから裏拳を入れられた。)
「いい方法があります!」とローズパクトで、ドーナツ国王を召喚しまして、歪んだ王冠の修復方法を聞く事になりましたとさ。
ドーナツ国王曰く、パルミエ王国は元々…ドーナツ国王が管轄においてるドーナツ王国、ババロア王女が管轄するババロア王国、クレープ王女がいるクレープ王国、そして…4つの国王で最長老であるモンブラン国王がいるモンブラン王国の4国に守られている形になっているらしく、実は彼らのモデルになっている中国の四神獣である青龍、朱雀、白虎、玄武でしたからね。
強い力を授けられる事で王冠が与えられるのですが、「その王冠が国の者達ができた物で、再び現れた事は大変喜ばしい事だ。」ということですが、しかし…何故、歪んだ形で現れたのか?
ドーナツ国王「恐らく、何かの理由によって力が使えなくなっているドナ。」
恐らく、コージさんことココが一番有力になってるというわけですよね?
「何かの理由によって、力が使えない…。」とこの辺がやたらと引っかかるのぞっち。
そこにシローが帰ってきまして…。
「ローズパクトを貸してくれ。」とのぞっちから借りる事になったのです…。
だが…この時、のぞっちはまだ何も知らなかったそうで…。
くるみ「シロップ!何よ!その言い草は!」
コージさんを突き飛ばして、ナッツハウスに飛び出したシロー…しかし、その行動が気になったのが…。
鬼嫁くるみなのでした。(爆)
(後編へ続く)