●P5第6話『プリキュア5、全員集合!』
脚本:村山 功 演出:関 佳広 作画:篁 馨・東 美帆 美術:行 信三・増田竜太郎
★あらすじ(朝日放送公式HPから引用。)
5人目のプリキュアはかれん以外にない。
プリキュアになるには、心からなりたいと思わなければなれないんだけど…。
でも、優しいかれんがプリキュアになれないはずがないわ!
その時、ブンビーが現れ、ピンキーをコワイナーに変身させて攻撃してきた。
ピンキーの姿が重なって、プリキュアは攻撃できない。
かれんはその時、はじめてみんなの力になりたいと思ったの。
そして…!!
プリキュアになるには、心からなりたいと思わなければなれないんだけど…。
でも、優しいかれんがプリキュアになれないはずがないわ!
その時、ブンビーが現れ、ピンキーをコワイナーに変身させて攻撃してきた。
ピンキーの姿が重なって、プリキュアは攻撃できない。
かれんはその時、はじめてみんなの力になりたいと思ったの。
そして…!!
★概要
前回の5話の後編に位置付けるエピソードで、このエピソードでかれんが遂にプリキュアになる。
前回のラスト付近、二度と来ないでと拒否を続けてきたかれんであったが、自らの罪悪感を感じた成果、自分がどうして変身できなかったという事を自ら悔やんでしまうのだ。
翌日、のぞみ達はじいやさんこと坂本さんと遭遇し、かれんが何故あのような態度を取るようになった真実を聞くのだが、既にのぞみは前回のかれんの自宅にいた時に海外公演でウィーンにいるご両親の電話を話していた時に既に見ていたため、かれんもプリキュアになれるという可能性はゼロではない事を悟っていた。
しかし、再びのぞみからプリキュアになってほしいというが、昨日の蝶が消えた事を話す。
「本当になりたいと思われければなれない。」とコージさんからも言われるが、遂にかれんが本音が出るのだが、それでも拒否しようとその場から立ち去る。
それでも、のぞみはかれんの自宅にいた時の電話している姿を見て気付いていた事を語り、少しずつ心を開いていった。
再び、ブンビーとの戦闘で劣勢状態に追い込まれるのぞみ達だが、変身したのぞみ達の前に立ちはだかるように立ったかれんは「みんなの力になりたい!」という本心を自ら開き、キュアアクアへと変身して、共にピンキーを見つけながら戦うことになる。
また、5無印ボーカルアルバム1内にあるかれんのキャラクターソング『Heavenly Blue』のBパートの歌詞にもその6話のワンシーン部分がある。
今回の脚本は村山 功であるが、作画は篁 馨さんと東 美帆さんによる作画で、両者による描き方も異なる部分もあり、コアなファンならお解りだろう。
篁 馨さんとの共同による作画の合作は、16話でキャラクターデザイナーである川村敏江さんと行なっているが、こっちの方は非常に分かり易い。
また、このエピソードを持って東 美帆氏は無印からやってきたプリキュアシリーズの作画から一旦離れることになる。
●戦闘シーン
舞台は学園から校門までの並木道での戦闘。
今回もブンビー戦であるが、今回は前回捕まえたピンキー『ウサヒノン』をコワイナー化させて勝負挑んでくるが、本体がピンキーである事を気付く。
ドリームだがピンキーを直接ダメージを与える事ができないため、前半とも前回同様に劣勢状態に持っていかれるのだが、後半になってかれんがアクアになった同時に弱点である仮面の部分である事を見抜くと、早速知性のプリキュアの本領発揮を見せ、同時にこの辺りから本格的な連携プレイと分散による攻撃で逆転勝利を果たし、同時にピンキーを取り戻す事ができた。
●登場キャラクター
夢原のぞみ(キュアドリーム)
夏木りん(キュアルージュ)
春日野うらら(キュアレモネード)
秋元こまち(キュアミント)
水無月かれん(キュアアクア)
坂本さん
小々田コージ(ココ)
ブンビーさん
ウサヒノン(ピンキー)
●ENDカード
7話の前半シーンにて、のぞみを起こそうとしたコージことココだが、部屋に入ってきたのぞみの母 恵美に気付かれてしまうのだが、再び入ってきた所でぬいぐるみのフリをするセル画からの流用。
これといったアレンジ系統は無い。
●関連エピソード
★スマイルプリキュア!
第6話『チーム結成!スマイルプリキュア!』
【共通点】メンバー全員集結 長い1話の完結
スマプリは既に前回のエピソードでメンバー完了しているため、後編という位置づけはこのエピソードは無い。
しかし、ここでキャンディの故郷であるメルヘンランドとバッドエンド王国との経緯が語られた他、迷場面である『五人揃って ゴプリキュア!』が登場したのもこのエピソードである。
★ドキドキ!プリキュア
第7話『ギリギリの戦い!さらば、プリキュア!!』
【共通点】エピソード二部構成 初期メンバー集結
こちらもプリキュアシリーズ初期エピソードにおいて二部構成という形であったが、既にソードの正体が真琴である事が明かされたのだが、ベールによって異次元に吸い込まれた所で6話終了となった。
7話でエースこと亜久里抜きによる初期メンバー結成という部分に関してはほぼプリキュアメンバー集合したという部分を受け取っても過言ではない。
サブタイトルが最終話を髣髴させてしまう部分が強く、一部ファンからまさかの最終回かと誤解を招かねない要素が強かった。