156作品目、再びタイトー作品に戻しまして…今回は意外な所でメジャー、そして…続編『ソニックブラストヒーローズ』の原点でもある『ソニックブラストマン』を触れてみたいと思います…シリーズレビューでは珍しいパンチングゲームのレビュー。(笑)
宇宙からやってきた正義の使者『ソニックブラストマン』が、世界の平和を守るため3発のパンチで危機を救うという当時としてはかなりアバウトな作品だったりします。
操作方式は選択と決定ボタン、そして専用のパンチンググローブを装備し、パンチングパッドに目掛けて規定ノルマを突破すればクリアという形になりますが、ノルマ数の達成と未達成でもその場でゲーム終了という形になります。
敵はヤンキーの兄ちゃん、カニの怪物、トラックやビル、隕石とありますが、一番難易度が高いのが隕石で…、ノルマ数がなんと…。
400t近くを越えないとクリアにならないという大胆さ。
この辺になると…。
フォーチュンになったいおなさんなら朝飯前といったところでしょうな。(笑)
…て、それじゃソニックブラストマンの出番がなくなりますな。(笑)
パンチングマシンといえば、ナムコのノックアウトシリーズがありますが、タイトーでのパンチングマシンといえばこのソニックブラストマンでしたが、このソニックブラストマンも意外な所で有名になってるのも大きな特徴で、特にテレビ東京系列ネットでファミっ子大集合という番組の後のゲーム番組でタイトーの広報マンがソニックブラストマンのコスプレをして、新作ゲームの解説していたというシュールな光景を目にした人もいらっしゃったはず。
「私のパンチを受けてみろ!」と同時に、己のパンチでパッドをぶん殴ると、その敵も倒れこんだり、ぶっ飛んだりとかなりアバウトなノリですが…。
普通に子供が乗ったベビーカーを安全な所に運んだりしないのかと、少しツッコみたくなる部分も…。
りん「いくら正義の味方とはいえ、走行中のトラックは破壊しないの。」
…うん、そうだよね…りんにゃんの言うとおりだわ。
そのソニックブラストマンが登場してから4年後、1994年に『ソニックブラストマン・リアルパンチャー』という続編が登場してます。
こっちは、今のパロになる前のアトランティックシティに、電GO!3000番台の隣にあった事は覚えています。
このバージョンでは、筐体上部に付いている専用のカメラで自分の顔を取り込んでプレイできるというナムコのレースオン!やマリオカードACGPシリーズ、マキシマムヒートのカメラ機能の先駆け的な要素となっています。
敵も一新となり、前作のチンピラの兄ちゃんが中級となり、初級は成金男、上級は巨大怪獣、ロボット、さらに今回の超上級がサイボーグですが、ノルマが750t超えしないとクリアできないというメチャクチャなハードルが急上昇しているオチ。
リアルパンチャーバージョンは一回遊んだ事がありますね…成金男でのバトルですが、自分もそれ程パンチ力的にあまり無いほうですけど。(笑)
そんなソニックブラストマンですが、意外にメンテナンスが非常にスタッフ泣かせというのも事実でしょう…毎回プレイする毎に半端じゃない力がパッドの機構が壊れてしまって立ち上がらなくなってしまうというオチも多く、特に横須賀界隈のゲーセンではソニックブラストマンが置いてあるゲーセンも多く、米海兵隊の兄ちゃんが結構やっていたんですよね。
そのソニックブラストマンもSFC版で普通のベルトスクロールアクションゲームとして登場していました。
SFC版も現在は入手困難ですし、AC版のパンチングマシンの方は現在稼動中のソニックブラストヒーローズで再登場し、上部カメラで危険なプレイを察知すると自動的に止まるというシステムを実装されていますが、ソニックブラストヒーローズを出した頃も2010年であったため、既にタイトーも外注メーカー開発が多くなった頃でしたからね。
●AC版 ソニックブラストマン プレイ動画
↓最新作のソニックブラストヒーローズは、こちらから…。