162作品目、今回は1991年にエポック社から初代GBに登場した『ドラえもん 対決!!ひみつ道具』を触れてみたいと思います…任天堂ハードでドラえもんといえば、白ドラことハドソン版ドラえもんが一番有名ですが、今回紹介するのはちょっと準マイナー作。
のび太達がタイムマシンに内蔵しているゲームを遊んでいたら、突然タイムマシンが煙を吐きながら暴走…同時にドラえもんが持っていた秘密道具がチャンピオングローブとミチビキエンジェルのみしかなく、同時にのび太達が謎の空間に飛ばされてしまうという事態を受け、ドラえもん自ら救出を向かうという内容のアクションSTGです。
操作方式は十字キー+2ボタン方式、メイン武器の発射とジャンプを駆使し、書く空間に散らばった秘密道具を見つけ出し、最深部にいるボスを倒せばラウンドクリアーとなりますが、秘密道具を集めるにはマップ内のどこでもドアに入り、そのステージをクリアしないと進めません。
敵に触れたり、敵弾にあたると1ミス、残機ゼロでゲームオーバーですが、パスワードによるコンティニュー機能付き。
但し、ミスをすると再びマップ画面からのリスタートとなります。
今回の敵がドラえもんが長年使ってきている秘密道具が相手という異色作で、特に今回の事件の引き金といえるのがのび太という事は確か。
ボスもそのドラえもんが使ってきている秘密道具であり、1面がタケコプター、2面がヒラリマント、3面がうそつき鏡、4面がタイムマシンという構成で、各面にのび太達が誘拐されており、特に4面クリア時にのび太から今回の事件の全容を語り、そしてファイナルステージがタイムマシンの基板内に入り込み、暴走したマザーコンピューターと対決となっています。
ゲーム内容も意外に面白いのですが、難易度的に年齢層が低めであるため、小さい子でもクリアしやすいという部分も合わせたという部分も強いですが、特にコレと同じ構成であったハドソン版のドラは、高い難易度に残機+ライフ制なのに対し、エポック版のGBドラは低い難易度+残機オンリーであるため、一発死という部分が意外にギャップ的に厳しい部分もありますが、ジャンプアクションを使うステージでは、昔FCで登場した『新人類』に近い構成になっていますね。
ただBGMが暗い感じがあり、もう少しポップ的なモノもほしかったかなと。
プレイしたのは、小学生の頃で友人から借りたGBで遊んだのがキッカケですが、あまりピンとこなかったのが本音でしたね。
再び、プレイしたのは専門学校時代…友人がモノクロ仕様のGBブロスをこっそり持ってきて、見つからずに友人と一緒にクリアする際にそのパスワードでやったら大笑いしたもんです。
パスワードで『ももこ』と入れると、ドラえもんが穴やスクロールに挟まれない限り完全無敵になるというモードがあり、さらに状態でポーズ中にあるコマンドを入れるとその面がクリア扱いとなるという大暴挙な裏技があると大技林にて掲載されており、開始から僅か数分でクリアとなった時は、これはちょっと無いだろと思いましたね。
残念ながら、この作品も現在かなり入手が難しい作品になっており、バーチャルコンソールでも配信されていないので悪しからず。