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懐かしのゲーム作品を語る…第164回『沙羅曼蛇(サラマンダ)』

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164作品目、今年最後の今月の作品は1987年にコナミ・デジタルエンターテイメントからFCに登場した『沙羅曼蛇』を触れてみたいと思います、正統的なグラディウスシリーズの続編ですが、今回はFC版になります。

以前、沙羅曼蛇2を触れましたからね…。(^_^;)
 
惑星ラティスに、新たな勢力サラマンダ軍の魔の手が忍び寄り、グラディウス軍の歴戦の超時空戦闘機 ビッグバイパーと惑星ラティスの王子の名を与えられた超時空戦闘機 ロードブリティッシュがサラマンダ軍を阻止する内容です。
 
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操作方式は十字キー+2ボタン方式で、グラディウスシリーズとAC版の沙羅曼蛇のバージョンアップ版『ライフフォース』同様のパワーアップカプセル取得して、任意にパワーアップさせるシステムを採用。
 
パワーアップゲージは、スピードアップ、ミサイル、リップルレーザー、レーザー、マルチプル(オプション)、フォースフィールドとなりますが、フォースフィールドはグラディウスIIと同じタイプになっています。
敵や障害物、敵弾に接触すると1ミス、残機ゼロでゲームオーバーですが、二人同時プレイ時に片方の残機が残ってる場合は、Aボタンで復帰できるようになっています。
 
全6ステージ構成のエンドレス制度です。
 
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1986年にAC版が登場した沙羅曼蛇は、グラディウスシリーズ第2作という形で登場し、奇数面は横スクロール、偶数面は縦スクロールで構成された作品であったため、多くのプレイヤーを驚かせた名作で、翌年にはバージョンアップと面構成を替えたのライフフォースも登場し、今回のFC版沙羅曼蛇はバージョンアップのライフフォースをベースに、面構成は沙羅曼蛇、さらに4面と5面に新ステージ追加したアレンジ移植という形で登場してます。
 
あの独特のボイスまでは再現できませんでしたが、それでも限りなく再現させた当時のコナミの意気込みは本気であった事は確かで、後のFC版グラディウスIIでも大いに評価できるのもうなずけられるのも事実でしょう。
特に5面のBGMは、バージョンアップ版のライフフォースの2面BGMを採用しており、AC版沙羅曼蛇では未採用だったナンバーの一つでもありました。
 
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もちろん、あの沙羅曼蛇のボス達もFCというハードでも、AC版に負けないほどの動きっぷりを再現してますが、3面ボスのイントルーダがザコに降格、さらに5面ボスのデスやガウはリストラという部分にはちょっと残念な部分もありますね。
 
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ゲームバランス的には、FCという制約があるため、やや抑え目であるものの、AC版沙羅はコイン追加投入で残機増殖しないといけないという部分がありまして、100機オーバーすると強制ゲームオーバーというペナルティが課せられましたが、FC版はライフフォースで採用されたエクステンドより低く、また道中でも赤青点滅する1UPカプセルが出るので、1ミスだけでも意外に残機が増える傾向は高いですが、2P同時プレイメインに絞ったための処置である事は確かでしょう。
 
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難点は当たり判定が大きい事とミスした時のサポートがオプションが浮遊するというだけなので、パワーアップゲージが空だとスピードアップ無しでも厳しい戦いを強いられてしまう部分が浮き彫りになるという部分と2P側がビッグバイパーの色替え版というのも残念すぎるところでしょうかね。
 
AC版はパワーアップパーツを取れば、すぐに立て直しできるのですが、しかしFC版はライフフォースを基準にしたためか、何度もボコボコにされてしまう事も…。
 
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グラディウスシリーズ定番である『ミスをしない攻略法』がいかに試されると思います。
 
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自分が沙羅曼蛇との出会いは、旧江ノ島展望台下にあるゲームコーナーに、テクモの『雷牙』と共に置いてあったライフフォースからが初で、3面のプロミネンスまで進んだのが最初でしたね。
 
その後、専門学校の寮のファミコンに偶々、FC版沙羅曼蛇がありまして、ひっきりなしにプレイしたもんです…最高は2周目の5面ですが、久々にプレイで同じ5面のビックコア地帯で初期状態でフルボッコという手痛いミス…。
 
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他機種では、AC版とFC版以外にPCエンジン版、PS版とSS版沙羅曼蛇デラックスパック、PSP版の沙羅曼蛇ポータブル、MSX版がありますが、MSX版はAC版と一部異なる展開になってますが、比較的にPSP版が手に入りやすいですが、2P同時プレイができないので悪しからず。
 
●FC版 沙羅曼蛇 プレイ動画
 
●AC版 沙羅曼蛇 プレイ動画
本家AC版はパーツ取得によるパワーアップ制度でクレジットによる残機追加となっています。
こちらもPSP版で遊んだ事があります…独特のボイスも非常に印象に残っています。
 
【おまけ】アニメ版 沙羅曼蛇
実は、この沙羅曼蛇がアニメーション化されていたらしく、これの詳細も当時あるサイトで確認した事がありまして、製作はあのスタジオぴえろさんで、キャラクターデザイナーは『超時空要塞マクロス』でお馴染みの美樹本晴彦さんが担当していたとのこと。
 
しかも、『瞑想のパオラ』は初代グラ、グラII GOFERの野望のアニメーション版もあったんですね…残念ながらDVDやブルーレイも発売されていなかったらしく、当時はVHSとレーザーディスクのみ。
 
コナミのアニメ作品といえば、ときめきメモリアルやがんばれ!ゴエモン、おとぎ銃士 赤ずきんがありましたが…これは意外でした。
 
●沙羅曼蛇BGM ステージ1『Power of Anger』
沙羅曼蛇のBGMナンバーで、外す事ができない有名なナンバー。
グラディウスIIIの隠し面、極上パロディウスのスペシャルステージでも使われ、さらに沙羅曼蛇2の2周目1面もアレンジされて再登場してます。
 
●沙羅曼蛇BGM ステージ4『Starfield』
FC版では2面として登場するステージなのですが、本家では4面のテーマ曲。
これも意外な部分では、ビートマニア2ndミックスのDJアレンジ版があります。
 
●ライフフォースBGM ステージ2『Thunder bolt』
沙羅曼蛇では未採用ナンバーでしたが、後のバージョンアップ版のライフフォースでは2面のBGMとして採用され、今回のFC版は5面のBGMとして登場してます。
 
いや~、本当に当時のコナミは本当に力が入っていた…今のビーマニシリーズオンリーになってしまったのは残念過ぎたけど。

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