179作品目、今回は1987年にタイトーからリリースした3D対応F1ゲーム『コンチネンタルサーカス』を触れてみたいと思います…タイトーも意外にクルマゲーの大御所でしたからね、F1世界選手権を題材にした作品。
ブラジルGPから始まり、最終戦の日本GPでワールドチャンピオンになるのが目的です。
なお、今回はPS2タイトーメモリーズ2上巻からのスナップ流用です。
操作方式はハンドル+アクセル&ブレーキ、シフトギアの構成でシフトギアは2速方マニュアル方式で、オートマの設定はありません。
各サーキットを1周以内で、規定順位まで通過すると次のサーキットへ転戦できますが、規定順位に超えていないとそのサーキットでゲームオーバーとなりますが、制限時間がゼロになっても当然ゲームオーバーとなりますが、メキシコ戦まではコンティニュー可能ですが、最終戦の日本のみはコンティニュー不可能となります。
また一部ラウンドで突然、雨天になるケースもあり、タイヤ交換を余儀なくなれるという部分もありますが交換する必要もありません。
かえって順位を落としてしまうという弊害も多いので、できるだけミスを抑えて走ればそれほど難しいモノではないと。
特に初心者にとって、2戦目のアメリカ、5戦目のドイツは一番の鬼門でしょう…。
特にアメリカはスタート時の初期タイムが30秒ほどかしかなく、次のチェックポイントまでノロノロとやっているとあっという間に制限時間ゼロになって泣きを見るケースも多いです。
ドイツは改修前のホッケンハイムリンク、超高速コースになっているのですが、ここで一回のミスが一発で終わるという部分が強く、ここでも最小限のミスを抑えないと難しい部分が強いですね…自分も何度も泣きを見たもんです。
このコース上にピットロードが存在しており、ライバルマシンに接触するとマシンから白煙を吐き始めますが、20秒ほどで黒煙と炎が吐くのですが、逆にこれを利用を使用して爆発まで一気に順位を上げるという博打してみたり…上手くいくと約15位間でジャンプアップする事ができますが、実際のF1だったら間違いなく危険行為として失格になる事は確かでしょう。
次のコースの規定順位から15~20位の間に滑り込めば、意外に進めます。
実機の筐体は実際に見た事があり、最初に見たのが山形駅前の今無きサティの最上階のゲームコーナーにて、チェイスH.Q.が入ったフルスロットル筐体の隣にあり、最初は遊ぼうという気は起きなかったですし、後に専門学校時代では静岡の下田にある某ホテルにファイナルラップRとアフターバーナーIIの隣にあった事は覚えてましたが、こちらも…本格的にやり始めたのが、PS2のタイトーメモリーズ2上巻からでしたからね。(笑)
ゲームバランス的にやや無理があるものの、これと似た順位システムが翌年の登場した『ダッシュ野郎』が一番近いと思いますが、3Dメガネによるレースゲームはこの作品が始まりましたが、メガネが故障した時のメンテ的に非常に面倒であったのですが、内部設定で3Dから2Dに切り替える必要があるのですが、これを上手く活用される事は無く、当時の技術力もかなり難しい挑戦でしたが…今は簡単に成せるようになりましたからね。
PS2版は元のベース基板の2Dに設定した状態でのデータをエミュレートし、シフトギア表示を加えたというアレンジ移植という形になります。
3D対応のレースゲーは後に、コナミのロードファイターズ、バンダイナムコのマキシマムヒートへと受け継がれてますが、この先に新しい作品が出てくるのか、ちょっと気になるところですね。
他機種での移植は、PS2版のタイトーメモリーズ2上巻のみなので、他の機種での移植は無いのでご注意を…。
●PS2 タイトーメモリーズ2上巻 コンチネンタルサーカス プレイ動画