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マキシ参戦車種紹介…第64回『日産ステージア オーテックバージョン 260RS』

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第二世代GT-Rの遺伝子を組み込んだ、正真正銘の最強最速ワゴン!
日産ステージア オーテックバージョン 260RS
 
日産のステーションワゴンといえば、ステージアと答えるファンも少なくない。
そのステージアの頂点ともいえる最強のグレードといえば、あの日産のミニバンのセレナやエルグランドのライダーシリーズを手掛けたオーテックジャパンが手掛けた最強グレード『オーテックバージョン260RS』だ。
 
ステージアは1996年に誕生した日産のステーションワゴンで、当時はRVカーブームの真っ只中に登場し、当時はスバル・レガシィツーリングワゴンやホンダのアコード・ステーションワゴンと共に凌ぎを削ってきて、基本ベースはR32~R33スカイラインで起用されている2リッター直列6気筒DOHC 自然吸気方式ユニットの『RB20DE』、2.5リッター直列6気筒DOHC 自然吸気の『RB25DE』、ターボユニットの『RB25DETT』型が与えられ、RB20DEは155馬力、RB25DEは200馬力、RB25DETTは当時の国内規制ギリギリの280馬力を発生、駆動方式はFRと4WDの2タイプが設定されており、当時はスバルのレガシィツーリングワゴンに対しての対抗馬としてラインナップされていた事は確かで、元のベースはローレルとスカイラインの合いの子ともいえる。
 
足回りは4WDモデルは前後ともマルチリンク式、FRモデルはフロントがストラット、リアはマルチリンク式という足回りを起用されている。
 
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そのステージアが発売されてから1年後の97年の10月…日産の子会社である『オーテックジャパン』が、R33型スカイラインGT-Rのリアサス、パワートレイン、RB26DETTを移植した『オーテックバージョン260RS』が発表。
 
これは初代ステージアに、GT-Rの心臓部ともいえる2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボユニット『RB26DETT』搭載、さらにGT-Rの駆動システム『アテーサET-S』とR33用のトランスミッション、ブレンボ製ブレーキ、専用エアロパーツが与えられ、国内規制ギリギリの280馬力をたたき出すモンスターステーションワゴンへと進化を遂げ、一部からは『GT-Rワゴン』と呼ばれており、文字通り狙いはレガシィツーリングワゴンGT-Bへの対抗ともいえる。
 
98年にはグリル部分にハイランプ、ウィンカー部分による小変更が施され、2代目にバトンタッチされるまでの間、生産は続投された。
また一部でシルエイティと同様、R34GT-Rのフロントマスクを移植させたオーテックバージョンも少なからず存在しており、こちらでも街中で見かける事もある。
 
ゲームでの登場はSCEのグランツーリスモ2からで、その後は元気のKAIDO 峠の伝説ぐらいであったが、アーケード作品においての260RSの登場はこのモデルが初となる。

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