186作品目、今回はコナミの90年代後期の大名作『メタルギア・ソリッド』を紹介…。
コナミデジタルエンターテイメントのKCEジャパン作品で、MSX版メタルギア2の物語から6年後の1999年…アラスカにある核兵器施設が特殊部隊『フォックスハウンド』の残党 リキッド・スネーク達が占拠され、さらに二足歩行兵器『メタルギア』の破壊するために、元フォックスハウンドのメンバー ソリッド・スネークが主役のステルスアクションゲームです。
操作方式は十字キー+8ボタン方式、しゃがみ込みや攻撃やつかむといったアクションやアイテムや武装装備を駆使しながら、施設最深部にある二足歩行兵器のメタルギアと、今回の事件の首謀者であるリキッド・スネークを倒す事が目的。
ライフゼロになるとゲームオーバーですが、コンティニューで通過した場所から再開ですが、一部強制ゲームオーバーになるイベントもあります。
コナミの有名なスタッフ 小島秀夫監督の代名詞であり、もはや90年代後期のコナミを象徴するメタルギアソリッドは、80年代にパナソニックのMSXで発売したメタルギアシリーズから続く3作目。
今作は90年に発売されたMSX版メタルギア2の時代から6年後の物語設定となっていますが、今回も非常に内容が濃い部分が多く、軍事関係や核兵器に関する話とマニアックな部分が強いです。
実は開発前に小島監督が実際に米軍基地に取材し、そこから内容を活かしているという事をコナミの無料小冊子のメタルギアソリッドの特集で明かされてました。
初めてメタルギア・ソリッドの制作開始の告知されたのは、19年前の1996年のTGSこと東京ゲームショウ初年度にて、コナミブースが新作発表した際にチラシにて配布したのが最初であり、度々雑誌にてメタルギアソリッドの開発画面が掲載され、発売時期に関してはノーコメントであったのですが、後の実況パワフルプロ野球'98開幕版にて体験版が同梱され、その後にやっと念願発売となり、ファミ通等のゲーム雑誌において、かなり高評価を受けており、PS1作品において最高傑作となりました。
自分も初めて体験版を触った時に『これは意外に良くできてる。』と感心し、製品版は妹の知り合いから偶々MGSがあったため、終盤まで進めてクリアした事は覚えてます。
ゲームバランス的には上手く攻略できる様にできてますが、やはり初心者の場合は初見殺しの場所がいくつかあるため、1周目でも意外に難易度が高く感じる部分もあります。
多少の足音でも敵兵に気付かれてしまい、大挙で襲われてしまうので、『いかに隠れ進む事ができるか?』という要求されますが、ある条件を満たして2周目以降になれば、クリアアイテムのステルス迷彩服をゲットすれば一気に難易度が急激に下がり、さらにこちらも条件で満たすとゲットできる武装装備の弾数が無制限になる無限バンダナまでもゲットすると、さらに難易度が下がるので、3周目クリアしたら完全満足という部分も強いです。
猛者ならさらにお遊びネタプレイで極めるというネタもできるため、何周してもネタが尽きないですからね。
このメタルギアソリッドで外せないのが、主演声優さんでしょう。
●PS メタルギア・ソリッド プレイ動画
スネーク役の大塚明夫さんやメイ・リン役はハトプリでサンシャインこといつき役を演じた桑島法子さん、今では故人となられた声優 塩沢兼人さん、青野 武さんもご出演されており、サイボーグ忍者ことグレイ・フォックス役の塩沢兼人さんといえば、クレヨンしんちゃんのぶりぶりざえもんや北斗の拳のレイで有名ですが、意外な部分ではアンパンマンの初代はみがきまん役を演じました。
キャンベル大佐役の青野 武さんは、ちびまる子ちゃんの二代目の友蔵役で有名で、ある意味で豪華声優陣による顔ぶればかり揃ってました。
メディアミックスな部分で、桑島法子さんがパーソナリティーを務めたコナミ提供による文化放送の『CLUB db』内にて、ラジオドラマめ展開されてましたが、こちらは本編とは違うアナザーストーリーになっていまましたけど、しっかりメタルギアソリッドの世界観をラジオドラマでもしっかり活かしている部分を考えれば、なかなか良かったレベルでしたね。
派生として、PSでは当作のバージョンアップ版の『メタルギアソリッド・インテグラル』は英語音声と、難易度調節が加えられ、GBカラー版は『メタルギアソリッド・ゴーストバベル』という外伝作がありますが、PSのインテグラルは意外に中古で転がってる事もありますが、無印が非常に多いため、陰に隠れがちかなと。
GBカラー版のゴーストバベルは、こちらもやや入手的に難しいかなと思います。