188作品目、今回もまたもやタイトーメモリーズ2収録作品…クイックスの続編である『スーパークイックス』。
ボスモンスターの接触に気をつけてながら領地を拡大していくゲームですが、あまり知名度的にややマイナーに近い作品になります。
操作方式は4方向レバー+1ボタン方式、ボタンでラインを引いていきながら領地を拡大していきます。
フィールドの外周にいる骸骨も動いており、プレイヤーの引いてきたラインに沿って動き、時間が経過すると骸骨の数が増えてきます。
ラインを引いてるとアイテムが出現、敵の動きを止めるストップ、骸骨を触れてもミスを無効化するバリア、ラインの機動力を上げるスピードアップ、1UPの他にもアルファベットが現れ、このアルファベットを全て揃えると強制クリア扱いとなり、通常時のクリアは規定面積を超えるとクリアとなり、敵を囲んだ面積が小さければ小さいほどボーナス点が加算されますが、ノーミスで98%クリアすると1クレジット追加されるシステムとなります。
骸骨やボスモンスターに触れる、ボスモンスターがラインに触れる、引いてるとき停止すると、ライン上に炎がプレイヤー触れてしまっても1ミス、残機ゼロでゲームオーバー。
全16ステージ構成のエンドレス制となります。
81年にタイトーにリリースし、アメリカでも大ヒットを飛ばしたクイックスの続編として、6年後に登場したスーパークイックスは今回、後のギャルズパニックシリーズを世に送り出しているカネコが開発に立ち触っており、タイトーは今回発売元として送り出しています。
タイトー名義によるカネコ作品といえば、格闘アクションの『火激』を以前からリリースしていました。
ゲームシステムも先代クイックスの全体バランスも大きく進化を遂げており、アイテムの追加によってサポート面も大きく救済されたと思いますが、
しかし、そのアイテムシステムの部分にもやや不満点が残ります。
特にスピードアップを取った後に、他のアイテムを取ってしまうとスピードアップの効果がキャンセルしてしまう部分もあり、前半は領地拡大を狙うとなれば、スピードアップは絶対必須ともいえるのですが、途中で違うアイテムを取ってしまうとスピードアップが解除されてしまい、特に大きく引いてる部分で突然ボスモンスターに接触してミスになったという不遇の事故も多いのも多いです。
またボスモンスターの動きと判定も非常に嫌らしく、残像部分で触れてもミスになるわ、さらに面が進むとスピードも非常に速くなるので、多数の骸骨とボスモンスターに袋小路にあったら一環の終わりになってしまいます。
自分もこの手のゲームで、以前…ギャルズパニックS2をプレイしていましたが、ギャルズパニックS2みたいにラインを放すと自機が戻るというサポートも無いため、この辺も救済処置の悪さも拭いきれないかなと。
他機種での移植は、PS2版のタイトーメモリーズ2上巻のみ移植されていますが、バランス面も不安定な部分もあるのは仕方がないかなと。