192作品目、200作品まであと8作…今回は1999年にタイトーからリリースしたレースゲーム『RCでGO!』を触れてみたいと思います、初代バトルギアが登場した同年にリリースされたラジコンカーを題材にしたレースゲーム…今回はAC版ではなく、PS版のスナップショットでの紹介です。
レースに勝利しながらマシンをチューニングしていき、チャンピオンを目指していきます。
モードはAC版と同じ基準の『クイックレースモード』、レースで獲得した賞金でマシンをチューニングすしながらチャンピオンを目指す『チャンピオンシップモード』、タイムアタック、プラクティスモードの計4種類。
クイックレースモードは、制限時間内且つ規定周回数で上位入賞できないとその場でゲームオーバーとなります。
操作方式は十字キー+2ボタン、アクセルとバックのみでアクセルを放すと自動的に減速とRCカー特有の操作方式で、AC版は専用のプロポ(受信機)型コントローラーで操作します。
スタート前にエントリーネームを入力し、その後にマシンを選択してレースに参戦するシステムで、これは元々…AC版ではそのエントリーネームを入力すると、そのゲーム終了した時点で自動的にセーブされるというシステムを実装されていまして、これと同じシステムが同社のSTG『レイクライシス』でも使われていました。
マシン選択もオンロードタイプとオフロードタイプと分かれており、コースも変化し、全8戦構成になっていますが、但し初級戦は第1戦から第4戦まで、中級戦は第3戦から第6戦まで、上級戦は第5戦から第8戦までとなります。
●PS版 RCでGO! プレイ動画 海外版
RCカーといえば、最大手であるタミヤこと田宮模型、今のドリフト仕様RC『ドリフトパッケージシリーズ』で有名のヨコモ、エンジン駆動のRCカーとミニッツシリーズで有名の京商の3社がありますが、今回のRCでGO!との全面協力しているのは神奈川県の厚木にある模型メーカー京商さんであり、その部分の繋がりを見ると同じ神奈川にあるタイトーの海老名営業所による開発したと考えられます。
実は、バトルギアシリーズを開発したGM2研も海老名営業所だったという事。
タイトーのレースモノや乗物ゲーにおいて、最も得意とする部署でしたからね。
ゲームバランス的には非常に丁寧であり、実際にRCカーを触った事がある人でも納得できる部分も多く、特に街中ではRCを走らせる環境という部分が非常に難しい部分も多いですが、ゲームを通じて「RCカーってこんなに面白いんだぞ!」とアピールできてます。
しかし、問題はコースレイアウトと独特の視点でしょう…。
RCは周辺の視野を見なくてはならなく、普通のレースゲームみたいにコックピットで運転するという感覚ではないため、この辺も慣れるまでに時間の掛かる作品でして、終盤戦に差し掛かるとコースレイアウトが非常にトリッキーになるわ、マシンスピードも速いわ、制限時間も厳しいため、普通の人でもあまりとっつきにくい部分が目立ってしまうのが難点…。
うちの近所のゲーセンである上大岡ジアスも当時稼動していましたが、プレイしたのは私を含めて若干10人程度でしたし、インカム率も初代スリルドライブやバトルギアと比較するとあまり少なかった事が…。
自分も初級戦は結構やってはいましたが、中盤からのコースレイアウトに四苦八苦になって結構泣かされた部分もありましたね。
他機種での移植は初代PSのみ、こちらも後に『シンプル1500シリーズ』にて発売されてますが、今の相場でも100円出せば買えるソフトなので、「RCカーを遊んでみたいけど…どういうのか分からない。」という人にはうってつけかもしれませんね。
まぁ、実際の本格的なRCカーの価格も走行キットが入ったフルキット込みで30,000円近くしますけど。(汗)