199作品目、200作品まであと1作! 今回は1993年にビデオシステムからSFCにリリースした『F1グランプリ PARTII』を紹介…今シーズンのF1も始まってましたからね。
1992年シーズンのF1選手権を題材にした全方向スクロールの見下ろし型レースゲームで、FOCAや国内F1中継の放映ライセンス権を取得したフジテレビ公認作品で、後のF1ゲーム作品においてのFOCAとフジテレビによる公認を受けた作品では初の作品になります。
操作方式は十字キー+5ボタン方式、アクセルとブレーキ、L・Rでシフトギア操作、3回まで使える一定時間急加速可能のオーバーテイクという構成になります。
モードは92年シーズンの全16戦を戦い抜いていきながらワールドチャンピオンを目指すワールドモード、16コースのうち1コース選択し、周回無制限の単独走行を行なえるフリーランモードとタイムアタックモード、そしてこのシリーズから初登場のストーリーモード、F1用語による解説付きのF1講座、そして全ラップデータを閲覧可能のベストラップモードの計6種類あります。
そのなかでも一番面白いのが、ストーリーモードでしょう。
これは、自分だけのオリジナルF1チームを作り、ドライバーやマシンカラーまでも自由にセレクトし、セカンドドライバーと共にF1シーズンを勝ち抜いていくという内容ですが、優勝するだけではなく、マシンの性能や強化、そしてセカンドドライバーの経験値を上げるテストもある他、1シーズン終了後に成績によって来シーズンから供給されるエンジンメーカーによってパワーアップもできるというのも、この作品の最大の魅力ともいえます。
足回りで、高性能のアクティブサスペンションを組むと完全にスピンしないマシンへ変貌。
初年度はコスワース製のV8エンジンとジャッド製のV10エンジンのどちらか選択でき、成績次第ではホンダの直系ワークスである無限、ヤマハ、ランボルギーニ、ルノー、フォード、フェラーリ、ホンダ等が選択でき、選択後もレースの優勝賞金を上手く使いながらウィングやサス、ブレーキ、タイヤ、オーバーテイクで使用するガソリンの種類の選択もある他、レースで勝利するたびにスポンサーによって収入源を得られるという部分もいかにもリアルなF1の世界に浸れるのです。
自分もSFCのF1グランプリPART IIで、『バトルギア』というチーム名でやり、セカンドドライバーのレベルも圧倒的にとんでもなく速くなり、エンジンもホンダV12型エンジンを積んで結構戦ったもんです。
未央「じゃ、今もプレイしてたら、私やしまむー、しぶりんの名前でやってる可能性もあるよね?」
りん「いや、プリキュアシリーズの名前でしょう…私か、なぎさとか…。」
ちなみに、女性ドライバーも選択できるので名前も実現できます、どちらもつける可能性も否定できないか。
元々は、AC版が登場していたゲーム作品ですが、難易度もSFC版よりかなり高めに作られていたのですが、今回のSFC版に併せて難易度調整されています。
今作は予選中やレース中において、いきなり駆動系トラブルやエンジントラブルが発生する事もあるため、やむを得ずにリタイアを強いられるケースもあるのですが、特にストーリーモードで熟成したマシンで戦うとなれば、ほぼ最強の状態で戦えるというのも魅力ですが、ワールドチャンピオンモードになるとやはりそれでもトラブルを発生する事もあるので…。
ストーリーモード初年度なんざ、結構泣かされたモンですよ…。
ビデオシステムといえば、麻雀ファイナルロマンスシリーズ、ソニックウィングスシリーズ、すくすく犬福シリーズ等を世に送り出してきたメーカーで、そのソニックウィングスの開発スタッフが抜け、自ら『彩京』という会社を設立し、ストライカーズ1945シリーズや脱衣麻雀と訳の分からない爆笑ネタや自虐ネタで笑いを誘わせるジャンファイターモードを送り出した麻雀ホットギミックシリーズを送り出してきて、そのなかでも『新声社爆破』というネタはある意味でやり過ぎな部分も…。
後にクロスノーツというメーカーに変更したが…。
話はそれてしまったが、このゲームも非常に一番面白かったと思いますが、その後のPART IIIはあまりにも操作性が難しくなりすぎてついていけずに2日でウッチいましたけど、もう一度SFCで一番遊びたい作品だと思います。