P5GGのレビューは少しお休みしておりますが、オールジャンル特集の方に力を入れてるため、来月辺りに再復活できるかなと思いますが、今回も少々お付き合い下さいませませ…今回は2006年編に突入です。
●2006年
なぎさ・ほのかによる『ふたりはプリキュア』から、咲・舞による『ふたりはプリキュア』へバトンタッチされた年…。
プリキュアシリーズにおいて、意外に天界に苦戦を強いられるという長寿化による最初の大きな課題にぶつかった年で、同時に『新しいプリキュアシリーズの方向性』を迎える事に…。
●2006年1月29日『ふたりはプリキュアMaxHeart』シリーズ終了。
この時の最終回の作画を担当したのは、5シリーズやスマイルでお馴染みの川村敏江さん…2年間のドツクゾーンとの死闘との終止符を打ち、同時になぎさとほのかはベローネ学院を卒業、同時にひかりはドツクゾーンの屋敷にいた少年と共にアカネのタコカフェにて、夫々の新しい人生を歩く事に…そして、同時にこれが、『なぎさ・ほのかによるプリキュアの伝説の完結』でもあり、そして…そのプリキュアの伝説は新しいメンバーへ継承される事に…。
【はみ出しコラム】『宮崎放送では、MaxHeartのオンエアが無かった。』
宮崎放送は当初、公式掲示板への回答でMaxHeartも放送予定と2005年9月に回答していたが、遅れの幅を縮めるためか放送を断念したという解説が宮崎放送のWikipediaでの解説文に掲載されていた。
現在、宮崎放送のプリキュアシリーズは山陰放送より1週遅れとなっている。
●2006年2月5日『ふたりはプリキュアSplash☆Star』がスタート。
MaxHeartが終わった一週間後の2月5日、2代目プリキュアによる新シリーズ『ふたりはプリキュアSplash☆Star』が放送開始となりました。
なぎさ・ほのかによる二人による懸念を継承し、さらに他のプリキュアには無かった空中戦での戦闘もできる設定は、後のシリーズで違う形として継承される事になります。
番組開始当初、なぎさとほのからしきなシルエットが登場した他、咲の部屋にて劇場版MH2のビジュアルらしきなポスターが貼ってあったりと、意外な所でプリキュアの伝説がリンクしている点が後のシリーズで、活かされる事になります。
また、同年…プリキュアシリーズでの初の3D作品である『ふたりはプリキュアSplash☆Star マジ★ドキ シアター』が公開、3Dシアター版とIMAXシアター版が同時に製作されました。
僅か12分と短めの短編作品で、長年映像ソフト化される事が非常に難しかったのですが、2012年10月に発売されたDVD-BOX第2巻に2D映像版として収録され、そのプリキュア3Dシアターシリーズは5年後の2011年夏にオールスターズ版が製作されるキッカケとなりました。
●2006年9月11日 第31話のエンディングにて『ガンバランスdeダンス』になる。
今のプリキュアシリーズのエンディングといえば、3DのCGを使ったダンスが当たり前ですが、ダンス系統によるエンディングの元祖は。このSplash☆Starバージョンの『ガンバランスdeダンス』から始まり、当時はアニメセル画によるモノで動きの方も当時として結構評判になりました。
『ガンバランスdeダンス』のタイトルを聞くと、大半の人はプリキュア5のエンディングのイメージが強く残っていますが、ガンバランスの原点はSplash☆Starにあります。
●2006年秋~冬 『Yes!プリキュア5』の企画が立ち上がる。
●2006年12月9日『映画 ふたりはプリキュアSplash☆Star チクタク危機一髪!』が公開される。
前作MH2と同月、劇場版プリキュアシリーズ第3作品目、『ふたりはプリキュアSplash☆Star チクタク危機一髪!』が公開されました。
今回の舞台は時計の郷と呼ばれる世界で、謎の敵サーロインという敵が全ての世界を手に入れるため世界の時間を止めてしまい、咲と舞が取り戻す物語で、本編前半…咲と舞がちょっとしたケンカする場面があるが、後半で結構グッと来る感動する場面は見モノ。
また当時は、デジモンセイバーズとの同時上映でプリキュアシリーズの劇場版の上映時間で唯一、50分作品だったのはこの作品のみとなりました。
●2006年12月15日 咲と舞がクレしんのスペシャルでゲスト出演。
プリキュアシリーズが他作品によるコラボ出演したのは、この年で、今では絶対観る事ができない夢の共演を果たしました。
クレヨンしんちゃんは元々、シンエイ動画という製作会社が手掛けており、違うケースでは平成仮面ライダーの電王やフォーゼとの共演も果たしているが、プリキュアシリーズによるしんちゃんのコラボはこれが最初で最後の作品となり、それ以降は全く音沙汰なしに…。
ちなみにしんのすけ役の矢島晶子さんは、過去にMHにてほのかのパートナーであるミップルの役として登場していましたね。
★2006年当時にオンエアしていた代表するプリキュア以外のアニメ
●『涼宮ハルヒの憂鬱』
谷川流のライトノベル作品原作のアニメで、当時のアニメファンから人気が良く、京都アニメーションの名前とエンディングの『ハレ晴れユカイ』で有名に…同時にハルヒ役の平野綾さんを代表するアニメ作品になった他、その後に『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』や『にょろ~んちゅるやさん』とスピンオフ作品が誕生する事に…。
●『銀魂』
週刊少年ジャンプにて空知英秋原作コミックのアニメ作品で、2013年までオンエアされたギャグアニメ。
時事ネタから番組ネタ、下ネタ、シリアスな展開ありのアニメであるが、過去にプリキュアシリーズの衣装やネタを使ったパロディで東映アニメーションから抗議された経歴を持ったアニメで、最初はMHとS☆Sで止めたかと思いきや、最終回にてスマイルプリキュア!をやってしまった事で、プリキュアファンの間でも有名な話になってしまった。
次回、その4 2007年『Yes!プリキュア5』編に続く…。