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初代GT マシンセッティング 第12回『アストンマーチン DB7』

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●アストンマーチン DB7クーペ&ヴォランテ
 
★解説
1993年のジュネーブショーで姿を現したアストンマーチンDB7は、当時フォードに買収された時にリリースしたスポーツクーペ。
 
アストンマーチンで唯一の直列6気筒エンジンを積んだ車種であるが、イートン社製のスーパーチャージャーを搭載し、車重は三菱のGTOや現行の日産 R35型GT-Rとほぼ同じの1.7トンクラスであるが、その強烈な加速力を武器に超重量級とは思えないハイパフォーマンスを実現させた。
 
デザイナーはトム・ウォーキンショー・レーシングに在籍していたイアン・カラムが担当している。

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★セッティングの注意点…
足回りは文句はないが、問題はフルチューン後のギア比設定にある。
ほかの車種よりトップギアが意外にハイギアードであるため、ファイナルの調節にも十分気をつけないと変なところで失速する症状も多発する。
 
元々、スーパーチャージャー搭載の車種なので、低速での加速力は期待できるが、ハイギアードによる調節がいかに重要になってくるが、画像の上記のファイナルギア比なら全く問題はない。
 
クーペとオープンモデルのヴォランテでも共用できるセットなっているので、性能に対する差別化はない。
 
価格はNSXより値は張ってしまうが、メガスピードカップでのプレゼントカーとして貰えるので、実質チューニング費だけでも十分に作れる。

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★レース仕様
シルバーとダークグリーンによるカラー変更で、丸部分に7と表記されたステッカーというレトロチックな感じであるが、リアのストレートタイプのGTウィングを装備したモデルになるが、純正に毛が生えた程度になる。

★トリビア
 
●日本では1995年に正式輸入されているが、日本では一般的にそれほど知名度は低い分類になる。
 
●初代GTに参戦しているDB7は前期であるが、99年に上記両グレードは廃止となり、代わりにV型8気筒のパワーユニットを搭載した『ヴァンテージ』という名前に変更され、ヴォランテもヴァンテージの名前が追加されている。
 
●人気スパイ映画『007』シリーズの『ダイ・アナザー・デイ』と『カジノロワイアル』でも登場しており、映画好きのファンなら知っている人は少なくない。
その最新式のコンセプトカー『DB10』も007シリーズに登場し、『スペクター』で登場している。

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