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Channel: M@XIMUM CURE LIVE!(マキシマム・キュアライブ)
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フレッシュプリキュア! シリーズ詳細

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●フレッシュプリキュア!
【放送期間】2009年2月~2010年1月
 
●ストーリー東映アニメーション 公式HPより引用。)
桃園ラブは、四つ葉中学校2年生。

ある日、人気ダンスユニット“トリニティ”のライブを見に行ったラブは、
トリニティのリーダー・ミユキのダンスに大感動!!
「あたしもあんなふうに踊りたい!」と夢をふくらませます。
ところが、突如現れた“ナケワメーケ”のせいで、ステキなライブ会場が大パニック!!
さらに、それは全世界の支配・統制を目論む管理国家“ラビリンス”の、遠大な陰謀のごく一部で…!?
「憧れの人を守りたい!トリニティのライブをもう一度見たい!!」
強い気持ちに突き動かされたラブは、鍵型の不思議な妖精・ピックルンと変身携帯手帳・リンクルンの力で伝説の戦士・プリキュアに変身!!
妖精の国スウィーツ王国から来たタルトとシフォン、そして幼なじみの美希と祈里と一緒に、愛と希望と祈りのハートで“ラビリンス”の野望を挫く!!

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●解説
2004年の『ふたりはプリキュア』から2008年の『Yes!プリキュア5GoGo!』までプロデューサーを担当してきた鷲尾 天(たかし)プロデューサーから、梅澤 淳稔プロデューサーにバトンタッチし、梅澤プリキュアシリーズ第1作目という形になる。
 
先代までのコンセプトを活かしつつ、これまでなかった新要素を多く取り入れてマンネリからの脱却を図り、特に『敵陣営が一般人を危害を加える』、『初期のビジュアルに登場しない新プリキュアの登場』というコンセプトは小さい子みならず、多くのプリキュアファンにも大いに歓迎される事になり、その後の中期プリキュアシリーズによる基本フォーマットへと受け継がれる事になる。
 
しかし、前作である『Yes!プリキュア5』の続編であった『Yes!プリキュア5GoGo!』とプリキュアシリーズ2年交代制から、平成仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズでも採用している1年交代制に切り替わった。
 
これは、前作の時による最低視聴率が非常に低かった事と、マンネリ化による打破というコンセプトも加えられているのも事実である。
 
 
キャラクターデザインは、テレビ朝日時代の『美少女戦士セーラームーン』やアニメ版『湾岸ミッドナイト』のキャラクターデザインを手がけた香川 久氏を採用しており、これまでのプリキュアシリーズの体系の中では少しグラマラスな部分も見受けられるのだが、以降のシリーズでフレプリと同じ体型のキャラは現在のところ作られていない。
 
シリーズ構成は成田良美から前川 淳氏に変更、ストーリーもこれまでのプリキュアシリーズでもより面白く、シリアスと微量の恋愛要素、シリアスな展開と上手くバランスが取れており、梅澤プリキュア初期作であるフレプリは意外に大成功を収め、その後のハートキャッチプリキュア!では、一般層でもプリキュアの知名度も上げ、この梅澤プリキュアの成功で『プリキュア黄金期』の始まりとなった。

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●『敵陣営からプリキュアへ…』という新しいチャレンジ。
これまでのプリキュアの敵陣営の女性の大半が倒されるという懸念が多かったが、このフレプリでは、『かつて敵だった相手がプリキュアになって戦う。』という路線が多くの視聴者を驚かせた事は今でも語り草となっており、特にパッションになる前のイースことせつな、ピーチことラブとの壮絶なタイマンバトルはプリキュアシリーズにおいての中盤エピソードの中で外すことできない名エピソードであり、特に19~25話は管理人自身も高評価している。
 
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パッションになったせつなは、「あなた達の仲間になるには、私は手を汚しすぎた…」と一旦両者との身を引くことになるのだが、同時に自分がやってきた罪の過ちで孤独の身になり、行く場所もなく途方に暮れてしまう。
 
そこに、ラブの母 あゆみと出会い、ラブと共に一緒に桃園家に居候しながら、「『幸せ』とは何なのか?」、そして美希と祈里と共にプリキュアとダンスに打ち込んでいく姿にも注目してもらいたい。
 
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そして、『敵陣営からプリキュアへ』という同じ境遇として誕生したのがフレプリの2作先である『スイートプリキュア♪』のキュアビートこと黒川エレンもといセイレーンでもこの継承を受け継ぎ、こちらも意外に高い評価を得ている他、劇場版NewStage2でも、パッションとビートによる展開も記憶に新しい人もいるはずだろう。

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●シリーズ初による3DCGによるエンディング、そしてモーションキャプチャーを使ったダンス。
現行シリーズでも当たり前の如くに採用されているプリキュアシリーズによる3DCGによるダンスエンディングを初めて採用したフレプリは、早くも子供達やファンの間でも大きな話題を作る事に成功し、ダンスの振付を担当したのは、このシリーズカオルちゃん役を演じたタレント 前田 健さんによる担当で、梅澤Pがかつて、違うアニメでのプロデューサーをしていた際に「また機会があれば…。」と前田氏と話をしていたらしく、そのプリキュアシリーズを任せられた時にダンスによる展開を加える時、前田氏にオファーして誕生したと言われている。
 
前田 健氏によるプリキュアシリーズのエンディングは、フレプリ以外にもハートキャッチプリキュア!、スイートプリキュア♪、スマイルプリキュア!でも起用され、これが後のプリキュア人気の一つのバロメーターとなった。
 
これを影響を受け、アニメと3DCGによるダンスやライブシーンは、アイカツ!や妖怪ウォッチ、さらに大友向けのラブライブ!にも大きく影響を与える事になる。

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●シリーズ初の後日談による小説も登場。
今年3月には、このフレプリの完結した後日談ともいえる小説も発売され、この辺もプリキュアシリーズでは初の試みでもある。
 
これまで、プリキュアシリーズでの最終回の後の展開はあまり語られる事はないが、近年でGO!プリンセスプリキュアでは、20年後の展開を描かれる場面も少しながら存在した程度であった。
 
こちらも現在書店で発売されている。(2016年3月29日現在)

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●スタッフ
 
★プロデューサー
吉田 健一郎(朝日放送)
鶴崎 りか(ADK)
梅澤 淳稔(東映アニメーション)
 
★シリーズディレクター
志水 淳児(代表作:映画 プリキュアオールスターズ NewStage)
 
★シリーズ構成
前川 淳
 
★キャラクターデザイン
香川 久(美少女戦士セーラームーンシリーズ、湾岸ミッドナイト)
 
★美術デザイン
行 信三
 
★音楽
高梨 康治(スマイルプリキュア!まで担当)
 
★色彩設計
佐久間 ヨシ子
 
★製作担当
坂井 和男

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●最近の再放送による動向…
初めて再放送されたのが、2010年秋に東京MXテレビで最速オンエアとなり、週5日による5話ペースという驚異的なペースでオンエアされ、続いてチバテレビ、Tvk(テレビ神奈川)、2013年にはBS11、現在は東京MXテレビによる再リピート放送でオンエアされているが、特に東京MXでのプリキュアシリーズの再放送のスケジュールが見直され、『週2日による2作、1話ペース』という放送体系に変更、フレプリが毎週金曜19時でのオンエアとなった。
 
しかし、現在フレプリによる再放送局もかなり減っており、殆どの局がスマイルプリキュア!、ドキドキ!プリキュアの再オンエアしている局が目立ち、徐々に存在自体が薄くなりかけており、さらに再放送を始めた放送の局の大半もハートキャッチプリキュア!ばかり目立ってしまい、フレプリ自体の存在も危ぶまれており、この辺も時間の問題になってきている。

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★総評
今のプリキュアシリーズの決定的な路線を築き上げ、第二次プリキュアムーブメントのきっかけを作ったフレプリは、これまでの懸念を超えるキッカケを作り、多くのファン獲得に成功したといっても過言ではないが、放送から7年経過となっており、今のコンセプトのキッカケがフレプリにあるという事自体が忘れ去られようとしている。
 
再放送を始めた局の大半が、ハートキャッチプリキュア!から始めた局も非常に多めであるが、新しいプリキュアファンの人も是非、最低でもこのシリーズから触れてもらい、今のプリキュアによる更なる人気の起爆剤となった同作を触れてもらいたい。

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