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懐かしのゲーム作品を語る…第315回『スカルファング 空牙外伝』

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315作品目、今回は1996年にデータイーストからリリースした『スカルファング 空牙外伝』を紹介…デコの『牙』シリーズ最終作。

前作の『ウルフファング 空牙2001』の時代から月日が経過、しかし倒したはずのラグナロックが再び北米に侵攻を開始し、連合軍新規部隊『骸牙(がいが)小隊』がラグナロックの侵攻を阻止する内容です。


操作方式は8方向レバー+3ボタン方式、メインショット発射とサブアクション発動(緊急回避やボンバー発動)、さらに今作品ではスピード調節機能ボタン、コマンド入力による特殊アクションが追加され、多彩な攻撃バリエーションを放つことができました。


道中アイテムも前作『ウルフファング』からのバルカン砲、クラスター弾、グレネード、レーザーで構成されており、空牙で採用されてる各機体によるアーマー攻撃も継承。

使用できる機体は、平均バランスのシルフ、攻撃火力重視のヴァルキュリア、機動力重視のセイレーン、新機体のシフの4機と搭乗パイロットキャラ4人による組み合わせで挑みます。

敵や敵弾に被弾するとライフゲージが減り、ライフゲージがゼロになるとゲームオーバー。


全7ステージ1周エンド構成です。


1989年に『空牙』、1991年に『ウルフファング 空牙2001』と次々とリリースしたデータイーストの牙シリーズ、なかでもカリスマ性の高かった『ウルフファング 空牙2001』からの流れということで、物語もウルフファングからの繋がりもありますが、前二作まではバリバリの英語ボイスを使った熱い演出を使ってましたが、今作は有名声優陣を使ってのシリーズで、特に『アイドルマスター』の初代 高木社長を演じた声優 故 徳丸完さんが担当してました。

一部ステージに前作の『ウルフファング』から登場し、プレイヤーを苦しめてきたボスの強襲型揚陸艦のモビィディック、イオノクラフト機のEB-1、重装甲機兵のヨトゥン、フルングニルも登場し、今回も前作に負けず劣らずの派手な攻撃を放ってきます。


さらにスクロールスピードを任意選択が可能のチェイスモードが搭載され、2速と5速が選択ができ、これによって各ステージの制限時間を節約できる他、敵のスピードに合わせての迎撃も可能という手法もできます。


しかし、ゲーム全体的の難易度は狼牙ことウルフファングより跳ね上がってしまったのが災いし、さらにチェイスモードも癖が強過ぎてプレイヤーを選んでしまうという部分も浮き彫りになっており、自分も3面で苦しめられて終わってしまいましたね。

それぐらい、マニアックな難しさなので。

この時のデコは丁度、業績による不振に嘆いてた時期であった頃でマジカルドロップ3やスカルファングで取り戻そうしたけど、2000年初期に倒産してしまったという悲しい結末を辿ってしまったのは有名な話でしたね。


他機種ではサターンのみで、サターン以外のハードに移植されなかったのは非常に残念な名作だったとおもいます。

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