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懐かしのゲーム作品を語る…第332回『ブラッドブラザーズ』

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332作品目、今回はかなりマイナー作品。

今回は1990年にタド・コーポレーションの『ブラッドブラザーズ』を紹介…物語内容はぶっちゃけて分かりませんが、西部開拓時代を描いたアクションSTGです。(笑)


操作方式は8方向レバー+2ボタン方式、メインショット発射とダイナマイトによる構成。
ダイナマイトを投げつけてる時に移動するとローリング回避による動作が発動し、その間は無敵扱いになります。

道中に樽やカウンター等のオブジェを破壊すると、マシンガンやショットガンといったメインショット強化アイテムが出現します。

敵を一定数まで倒しきるとラウンドクリア、各ラウンドの最後にボスが出てくるのだが、それらのボスを撃破すると次のワールドへ向かいます。

敵や敵弾に触れると1ミス、残機ゼロでゲームオーバー。


画面構成を見ると、後にSNKがネオジオを初めてリリースした『NAM-1975(ナム1975)』に似た構図で、国内ゲームとしては異端的な作品になります。

発射態勢でない時はキャラの移動は可能で、射撃態勢はキャラは固定となり、ガンサイトが動くという変わったシステムとなり、こちらもNAM-1975と同じですね。


このブラッドブラザーズの最大のウケがなんといっても、ステージクリア時の意味不明なハッチャケぶりな演出…。

狂喜乱舞しながら画面の奥へ進んでいくシーンがあり、これが滝だろうと鉱山のエレベーターだろうとワープしながら進んでるという意味不明なシチュエーションで、思わず「おいおい。」とツッコミたくなるぐらいのオチだったりします。


開発メーカーのタド・コーポレーションと検索してみると、これまた意外に違う企業が出てきたりと非常に情報量が少ないメーカーで、それ以前は『カベール』という作品を世に送り出していたようですが、両作品ともあまりにも知名度が低く、尚且つ出回りも乏しいため、かなり謎に包まれたメーカーだと思います。

ゲームバランス的にいうと、無難に面白いことは面白いのですが、ボスの耐久力が意外に高く、連射付きでないとかなり押されてしまう場面もボスもいたりして、特にワールド1の機関車のボスの耐久力は連付きでないと瞬殺できないのではと思うぐらい硬いですが、SNKのナム1975なんざクレジット入れて、開幕から殺しにかかってきてるぐらいですからね。

同時に射撃態勢と移動態勢による複雑なシステムが初心者的にとっつきにくい部分があるため、慣れも少し必要な箇所もあります。


しかし、こちらもアーケードの出回り的に低く、家庭用も移植されなかったマイナーな作品になってしまってるので、実機を見つけたら是非ともプレイしてもらいたい作品かなと。

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