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懐かしのゲーム作品を語る…第353回『ロードファイター』

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353作品目、今回は1984年にコナミ・デジタルエンターテイメントの『ロードファイター』を紹介。

ストリートレース(キャノンボール)を題材にした見下ろし型レースですね。


操作方式は左右2方向レバー+2ボタン方式、ローギアボタンとハイギアボタンで構成されており、ボタンを押せばそのまま加速しますが、ゼロ発進時にローギアから入れ、そこからハイギアを押して加速し、アザーカーや接触するとクラッシュとなりますが、低速時によるクラッシュの場合、スピンする方向と反対にステアをきると回避できます。

燃料ゲージがゼロになるとゲームオーバーですが、各区間のチェックポイントを通過するとポイント加算と燃料ゲージがフルまで回復します。

全6ステージ構成のエンドレス制度ですが、FCは2ステージ省略された4ステージ構成のエンドレス制度で、2周目以降はアザーカーの配置が大きく変わります。



コナミのクルマゲーと聞けば、近年まで稼動していたスリルドライブシリーズが印象に残っている方も多いですが、古い作品ではロードファイターを思い出す方も少なからずいらっしゃることでしょう。

これと似たのが、タイトーのスーパースピードレース、セガのモナコGPではハンドルデバイスとアクセル、2速方式シフトギア、ただひたすらに飛ばして敵車を避けるだけという懸念のみでしたが、ロードファイターはテーブル筐体で気軽に楽しめるクルマゲーとしての開拓を切り開き、同時期にアイレムのジッピーレースも誕生してましたし、後にはビスコのドリフトアウトシリーズ、KANEKOのグレート1000マイルラリー、東亜プランのダッシュ野郎、ビデオシステムの爆裂クラッシュレース、F1グランプリと続々と世に送り出す事になったのです。


しかし、コナミのレースゲーは以降からスリルドライブが出る前の間、徐々に知名度が悪くなってしまったという前科を犯してしまいます。

後の続編っぽいタイトル『RF-2』はコナミ初の筐体レースゲーだがマイナー、時限爆弾を載せられたポルシェ959を操り逃走するホットチェイス、勝手に続編扱いにし、首都高を舞台にした別モノ化したミッドナイトラン ロードファイター2、ミッドナイトランに峠モノに替えたワインディングヒート、ミニ等のコンパクトカーで世界の街を近道しながら爆走と爆弾鬼ごっこのGTIクラブ、リアル志向なのにあまり印象に残らずに消えたレーシングジャム、末期は3Dメガネで走り、日野のトラック デュトロやトヨタのヴェルファイアも出しては稼動店舗が少なすぎて短期に消えたロードファイターズとなんだかんだとコナミのクルマゲーは駄作の烙印を押されてしまってる感があり、80年代のコナミはSTGやアクションで爆発的に人気になり、90年代はときメモやビーマニシリーズで人気と偏りの激しかったのは確かであり、スリルドライブ以外はあまり泣かず飛ばずな結果ばかりでしたからね。


他機種で一番知名度があったFC版がリリースしており、こちらは順位やパスした台数がハブられてしまったが、燃料ゲージからカウント式に替え、かなり劣化移植という形になってますが、それでもロードファイターらしさがちゃんと出てるのは確かでしょう。


FC版とAC版のロードファイターと比較すると、やはりAC版が一番面白くできてるのは確かで、台数カウントや順位、コースバリエーションではこっちが上ですが、現在はエミュ筐体と98年にリリースした『コナミ80'sアーケードギャラリー』ぐらいですが、『コナミ80's~』はロードファイター以外にも、スクランブル、スーパーコブラ、イー・アル・カンフー、少林寺への道、タイムパイロット、ジャイラス、プーヤンも遊べるという点はありますが、実機も消えてしまってるのは非常に残念であり、PS版も入手が難しいのも事実ですね。

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