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Channel: M@XIMUM CURE LIVE!(マキシマム・キュアライブ)
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プリキュアオールスターズDX 3Dシアター シリーズ詳細

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●プリキュアオールスターズDX 3Dシアター
【公開開始日】2011年8月

●解説
2011年夏に登場した3Dシアター短編作品。
基本的に池袋サンシャイン文化会館ではなく、7月31日に埼玉県 加須市にあるレジャー施設 むさしの村にて『スイートプリキュア♪ わくわくハーモニー』から先行上映された作品で、初代プリキュアこと無印・MH~P5シリーズの鷲尾プロデューサーによるプリキュアシリーズ、フレプリ~スイートまでの梅澤プロデューサーによるプリキュアシリーズによるダンス中心の短編作品となっており、全編にわたって各メンバーの喋る場面は一切無い。

プリキュアシリーズによる3Dシアター作品は、2006年に『ふたりはプリキュアSplash☆Star マジ ドキ 3Dシアター』以来の5年ぶりの新作ということになる。

CGを担当したのは、歴代プリキュアシリーズのCGエンディングを担当した宮原直樹氏で、2016年に東映アニメーション60周年記念作品の『ポッピンQ』では初の監督となったスタッフが行っている。

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●現在のプリキュアシリーズのEDで採用しているCGを使ったノウハウ。
フレッシュプリキュア!とプリキュアオールスターズDX2のEDから好評であった3DCGを使ったエンディングを上手く活かし、その一つのCG作品といえる今作は同時に東映アニメーションによるCG技術をさらにアピールすることに見計らったのではないかという部分も受け取れる。
この当時の日本のアニメによる3DCGによるライブ作品ではまだ数的に少ないが、後にライバル会社であるサンライズは、CGとセル画による上手くバランスを取って、『アイカツ!』や『ラブライブ!』のライブシーンで積極的に使われ始めるようになった。

アメリカでは既にディズニーのピクサー作品等もこの技術が他のアニメ作品が基本になっているが、この辺に関して東映アニメーションはディズニーに対する対抗意識を持っていたのではないかと推測はできる。

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●使用された楽曲&DVD&BD版が緊急発売
使用された楽曲は、当時現行シリーズであったスイートプリキュア♪を筆頭に、劇場版プリキュアオールスターズDX1~DX3、歴代主題歌のワンフレーズをメドレー、オリジナル曲で構成されたモノでこちらもCDも発売されている。

この短編シリーズが非常に好評であったためか、同年11月にBD版とDVD版が緊急発売されたが、3Dから2Dへと変換されている。
東映アニメーション側の見解として、「DVDとBDを繰り返してみる視点での配慮。」とのことである。

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●ここが問題点1 追加戦士のキュアミューズによる修正版が作られていない。
この作品が登場した時点、スイートはまだキュアビートことエレンが追加された直後であり、同年秋にアコが真の姿を見せたキュアミューズはこの時点では東映アニメーションによる情報規制が敷かれていたため、残念ながら未登場扱いという部分という不遇な処置を受けてしまわれている。

●ここが問題点2 ハミィは喋ってるのにプリキュア達が喋らない。
現在3DCGを活用したプリキュアシリーズの劇場版作品で、春のカーニバルとドリームスターズぐらいになるが、あくまでもミュージッククリップとしての配慮ということあるが、冒頭によるハミィによる映像の注意点ぐらいしか喋っていない。

●ここが問題点3 BD&DVDが出た直後、上映館が一気に急減した。
あくまでも3Dシアターでの作品で、3D対応した劇場での公開というかなり限られた条件があるため、一部の場所でしか観れないという難点もあり、BD版とDVD版が発売された同時に気軽に観れるという環境ができてしまい、これに伴い上映するスペースも急激に減ってしまっている。

唯一、プリキュアシリーズのショーに力を注いでいる東京都稲城市にあるよみうりランド内の日テレらんらんホールでの同作品が平日限定で上映されていたが、残念な事に2017年1月を以て公開終了となり、観れるとなれば上記のBD&DVD版のみなっており、現在はブックオフでBD&DVD版も価格的に大きく値割れしている。

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●総評
出た当時もハトプリからの第3次プリキュアバブル期であったため、この辺も多くのアニメファンや一般人もプリキュアによる人気の市民権を得ていたため、非常に成功した作品ともいえるが、3DCGによる制作コストはセル画以上に掛かるため、毎年のように作れないという現実的な部分も相まっているのだから仕方がないともいえる他、長編にわたっての部分も東映アニメーション的に難しいもあるといえる。

このノウハウを生かし、NSシリーズのエンディングや春のカーニバルでもフル活用されることになるが、毎年のように数がネズミ算の如くに増えるプリキュアなので、遂にオールスターズそのものが限界という現実問題にぶつかってしまったのは歴代ファンからも苦言が出てしまうのは言うまでもないが、リアルタイムで視聴している子供達が認知の高いプリキュアシリーズのみ構成された『プリキュアドリームスターズ』はある意味での回避策ではないだろうか。

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