●P5GG第39話(第88話)『モンブラン国王を救え!』
脚本:山下憲一 作画:篁 馨 【放送当時データ】2008年11月16日 朝日放送・テレビ朝日系列
★前回までのあらすじ…。
ナッツハウスで水やりをしていたシロー、その時に脳裏に焼きついていたのはかつてキュアローズガーデンで世話していた時に、僅かながら映りこんでいた青いバラの存在に気付く。
青いバラの存在に関して気付いたドーナツ国王は『青いバラの力を持つミルキィローズは特別な存在であり、同時に重要な使命もあるかもしれない。』とくるみことミルクに告げられる。
一方、フローラの容態にいち早く気付いたのは、エターナルの館長…フローラが消えてしまってはキュアローズガーデンの存在自体が無くなる事を既に察知していたのだ。
学園を自主休学し、最後のモンブラン国王を探そうと必死になるくるみ、そこにナッツが心配して探しに来た同時にエターナルのイソーギンとヤドカーンが既に待っていたかのように襲撃されてしまう。
単独でイソーギンとヤドカーンに挑むローズ、しかし…相変わらずの二人の連携によるコンビーネーションによって崇拝され、同時にのぞみ達が囚われの身になってしまう。
「ミルクは一人じゃない! 私達がついてる!」と劣勢の状況からローズを救うドリームことのぞみ、この時…赤いバラと青いバラの力の奇跡の力が遂に生まれた。
ドリームのキュアフルーレ、ローズのミルキィミラーによって生まれた奇跡のエネルギー解放技によって苦戦していたイソーギンとヤドカーンを見事倒す事に成功、今…改めて二つのバラの力による覚醒の力が誕生したのであった。
残る国王は、あと一人…一体どこに?
こまち「おまちどうさま。 図書館にある医療関係の本で参考になるのはこれだけだわ。」
かれん「ありがとう、こまち。 じゃ、借りていくわね。」
久々の図書室からの物語がスタートするのは5の41話以来になるかなと思いますね。
医師になるため、医療関係の本をこまちさんに頼んで探してもらっていたかれにゃんなのでした。
その同時に…。
一匹のパルミンが図書館に迷い込んで来たのでした。
かなり衰弱した感じですが、似たパターンで3人目のクレープ王女を見つけた時もこんな感じということは?
こまち「どうしたのかしら?」
かれん「…様子が変ね。」
とまぁ、パルミンをショットすると…。
こまち「この人って、もしかして…まさか?」
かれん「…最後の王様ッ!?」
そう、そうです…ドーナツ王国のドーナツ国王、ババロア王国のババロア女王、クレープ王国のクレープ王女と続いて、遂に最後の…。
モンブラン国王、最後の王様なのでした…しかも、よりによってかなり苦しんでるご様子だが…。
のぞみ「最後の王様、遂に見つかったんだって!?」
くるみ「静かに!」
のぞみ「どうしたの? 一体…。」
うらら「…王様の様子が変なんです。」
モンブラン国王の容態があまりにも思わしくない状況を把握できていなかったのぞっち。
既に早く帰って着たかれにゃんとこまちさん。
しかし…一向も良くなる傾向が見られない状況なのでした。
のぞみ「え~っ!?」
くるみ「だから、大きな声出さないで!」
のぞみ「何よぅ~、くるみだって声が大きいじゃない。」
りん「ちょっと!二人とも静かに!」
くるみに怒られ、『はっぷっぷ』な顔をするのぞっちなのでした。
てか、のぞっちも周りの状況を読んだ方がいいと思いますよ?
しかし、問題はモンブラン国王を安静するためには一体どうしたらいいのか…。
過去のプリキュアシリーズで、特に『ふたりはプリキュア』シリーズをご覧になった方なら周知の通り、過去にメップルやミップル、フラッピやチョッピが治すためのカードがあったはずと思われますが、過去に5シリーズでは5の34話の時にキャッピーというピンキーでミルクの病気から回復した経験がありましたけど…。
しかし…今回のP5GGでは、その治療できる能力を持ったアイテムが一切無いということだが…。
仕方が無いので…。
かれん「とにかく、ローズパクトに移してみましょ。」
ローズパクトから経由して転送したのですが…。
ココ「モンブラン国王ッ!!」
ナッツ「お体の方は大丈夫いかがナツ?」
しかし、言葉をかけるほどの体力も残っておらず…。
こういう状況だとかなり危険な状況である事は確かだが、ミルクもパパイヤさんに聞いてみたり、パルミエ王国にあった医療関係の本にも無かったりとどうしたらいいのか全く分からずと完全に八方ふさがりな状況に…。
仕方が無いので、ドーナツ国王やババロア女王達にも聞いてみる事に…。
ババロア女王「長い間、パルミンの姿でいたせいで、かなり消耗しているロロ、回復するには時間が掛かるロロ。」
うらら「ゆっくり休めば、元気になるんですね?」
ババロア女王「そう簡単にはいかないロロ…モンブランはこう見えても4つの国王の中では最年長の国王ロロ。」
ちなみに一番最年少なのが、ココと同い年であるクレープ王女なんだとか…。
となると、確かに回復となればかなり時間のかかる事は確かで、4つの国王でかなり経験と知識が豊富な国王なんだとか…。
ババロア女王「ここまで弱っていると、きちんと看病が必要ロロ。」
りん「でも、どうしたらいいの…?」
唯一…このP5陣営で医療関係の知識で、僅かながらあるのはかれにゃんだけ…。
看病するのか、それとも…だが、それ以前に…。
ミルクとかれにゃんの脳裏に焼き付いていたミルクの看病していた時のかれんの姿を…。
ミルク「かれん、モンブラン国王を看病してほしいミル。」
かれん「でも、できる…かしら?」
のぞみ「かれんさん…。」
かれにゃん、あの5の34話の時は芝居だったとは言わせませんよ!?
不器用でも頑張ってミルクを看病してきたのですから、ここで逃げたら一生の恥になるかと。
かれん「…わかったわ。 私ができる全ての事を…やってみるわ!」
ミルクができて、モンブラン国王ができないなんて無い…今、かれにゃんがモンブラン国王の看病に試みるのであった。
一方、同時刻…。
ブンビー「最近、随分と寒くなってきたな…心も寒いし、懐も寒いし…。」
遂に第二のガマオ君化し始めたブンビーさんなのでした。
ブンビーさん、分かるでしょ? ガマオ君の気持ちが…ん?
ガマオ「何、言ってんだよ!ブンビーさんが俺の気持ちなんざ気付いていねぇクセに! しかも、違う組織で無断で組織に飛び出したってな?」
…ガマオ君の言うとおり、ごもっともです。
ブンビー「今更、エターナルに戻っても…あいつらのリーダーになり損ねたし…どうする、私。」
…今頃になって、泣き寝入りしても意味が無いでしょ?
て、エターナルから無断に飛び出したんですって…もう、完全に見放されましたな。
しかも、両方とも敵だらけという板ばさみの状況ですし…自分の意思で考えてください、私は一切責任は負いません。
…再び、ナッツハウスに戻りまして。
看病に必要な物を何とか揃えてきました。
蜂蜜をお湯で薄めてモンブラン国王に飲ませるのですが…。
かれん「これで少し、栄養を摂ることができれば…。」
確かに…だが、しかし…。
むせてしまったのでした。
かれん「ッ!?」
のぞみ「ど、どどどど…どうしよう。」
りん「ノドに詰まらせちゃった!?」
のぞっち、落ち着いて。
ミルク「何がいけなかったミル?」
君達も冷静になりなさい。(爆)
シロップ「何か体に合わなかったロプ?」
うらら「は、早く何とかしないと!」
完全にどうしたらいいのか自分でも混乱に陥るかれにゃん…この先、どうなるのか?
(後編に続く)