●P5GG第44話(第93話)『届け!みんなのプレゼント!』
脚本:村山 功 作画:飯島秀一 【放送当時データ】2008年12月21日 朝日放送・テレビ朝日系列ネット
★前回までのあらすじ…。
『支配を求める者にキュアローズガーデンの扉は開かない。』とかつてフローラに会った時の夢を思い出した館長。
しかし、プリキュア達の実力がまだ知らなかった館長は自らエターナル本部を出て、のぞみ達の元に向かう。
一方、のぞみはりん達と一緒にナッツハウスで勉強を拒否し、図書室で自分の力を試すために勉強していたが、何度もやっても思い通りに進まず悪戦苦闘しいられた。
宿題のノートを取りにのぞみ…同時に自分の将来について大きく不安がよぎっていた。
「のぞみは夢を叶えようと一生懸命努力している…それはとってもすごい事なんだ。」と励ますコージことココ、二人は学園の外に出ようとしたその時にエターナルの館長が姿を現したのだ。
単独で館長に挑むドリームことのぞみ…。
しかし、その強さはかつてのナイトメアのデスパライアやカワリーノを易々に超えており圧倒的に劣勢の状況に追い込まれ「お前みたいに無知で無能な奴を選ぶとは…」と嘲笑う館長であったが、ルージュ達の援護とアナコンディの仲裁により辛くも勝利した5陣営であった。
「自らの意思で強い力を生み出していた…伝説の戦士プリキュア、価値のある者かもしれん。」と意味深な台詞をアナコンディに語る館長であるが、館長の一言に何を見たのか?
そして、人間界では2度目のクリスマスがやってきた…。
開始早々、嫌な顔をするナッツさん…てか、仕方が無いでしょう。
クリスマスは稼ぎ時ですから…。
再び2度目のクリスマスがやってきたのでありました…そういや、前作5のクリスマスは意外にシリアス的な展開でしたね。
最初の頃のクリスマス…パルミエ王国が復活したらココ達は帰らなくてはならないという悲しい運命があったという事を…。
今、ハピプリで某青い人が『プリキュアでの恋愛禁止』でネット上で騒がれていますけど、のぞっちとコージさんは最も救う運命であり、色々と人生の道しるべを教えてきてるこの二人の関係は本物だと思います。
まぁ、本編に戻りまして…。
ナッツ「…着るのか、これを。」
のぞみ「だって、クリスマスイブだよ!」
うらら「…クリスマスセールですよ?」
あ~あ、のぞっち達から完全にナッツさんを空気の読めない人のように見られてるじゃないですか。
これも商売の一環なのですからちゃんとやりましょう、この先のナッツハウスの光熱費だって稼がなくてはならないのですから…。
ナッツ「しかし、ちょっと派手じゃないか?」
シロー「派手とは失礼な!サンタクロースは夢と希望を運ぶ偉大な運び屋なんだぞ!」
流石、同業者はわかってらっしゃる!
というわけで、りんにゃんに着せられる羽目になったのでした。
と、その時…。
メルポからいきなり白い大きな袋が出てきたのでした…同時にのぞっち直撃、哀れ。
りん「ちょっと!大丈夫?」
のぞみ「何なの~?」
まぁ、そこに…。
のぞみ達宛に届いた一通の手紙…。
パルミエ王国からはミルキィノートで通信手段が確保されてるのですから問題は無いですが…。
かれん「手紙だわ。」
こまち「差出人の名前は無いわね。」
仕方が無く、封書の中の手紙を開けたかれにゃん…中には?
長ッ!手紙が長いですけど…。
こんなの読んでいたら間違いなく、クリスマスなんざあっという間に過ぎてお正月までいきそうな予感がします。
「何、これ?」と手紙の一部分を読んだくるみ…それには?
まぁ、そこは任せまして…現在かなり劣勢状態と怪しい動きが目立つようになったエターナル側では…。
前回、館長もかなり読んでおられました5陣営による報告レポートですが…。
ムカーディア「よくもまぁ、こんなにデータを集めたものだ…。」
京介ことムカーディアでした…さらに資料を読みふけていると…。
ムカーディア「ッ!!」
シロちんの詳細データに目をつけておりました…しかし、」黒塗りしている部分は一体何を意味するものなんでしょうか?
アナコンディ「…何をしているのです?」
ムカーディア「ッ!!」
背後に既にアナ姉さんがいたのでした…。
あ~、ムカーディアも遂に地に落ちたか…アナ姉さんの敵に回しちゃったとはね…ムカーディアも遂に地下廃棄処分場行きにけって~いッ!ですな。
完全に『蛇に睨まれた蛙』ではなく、『蛇に睨まれたムカデ』となったムカーディアなのでした。
「だからといって人の物を勝手触れていいとでも?」と完全に問い詰められ、もはや逃げ場無しの状態…諦めなさい、今すぐ保険の計算とかした方がいいかもしれませんよ。
アナコンディ「いくら貴方でも、許される事ではありません!」
「値を上げていたのに残念です。」と完全に見切りつけたアナ姉さん…あ~、もう知らん。
その場から立ち去るムカーディア…同時に、
アナコンディ「館長が自ら動き始めている…早く決着をつけなければ!」
その決着というのが、5陣営とフローラに照準を向けているという事を館長とのぞみ達、フローラも知るはずも無いでしょう。
…で、再びのぞっち側、どうやら手紙の詳細が解ったようで…。
どうやら、サンタクロースのプレゼントするための配達先の資料だったようです。
こまち「多分、これを配るという事よね?」
くるみ「12月24日必着って…。」
とはいえど、いくら不可能を可能にする5陣営であっても、これはかなり大変過ぎる…過去のオールスターズで配達すれば…て、5シリーズがオンエアされてる当時は5陣営を除く鷲尾プリキュア陣営でも5人だから確かにノルマ的にキツイ…。
まぁ、空を飛べる鷲尾プリキュアとなれば…。
咲「今、来てほしいと言われても…。」
舞「ちょっと無理があるんじゃ…。」
流石にS☆S陣営でも難しい。
のぞみ「でも、メルポが私達に届いたという事は、きっと強い思いが込められてるんだよ。」
「店はどうするの?」と心配するりんにゃん…確かに開店休業状態だとこのままではマズイ、そしてクリスマスは稼ぎ時…稼ぎが無いと光熱費も払えなくなるという厳しい現実もありますよね?
ナッツ「心配するな。」
コージ「僕とナッツでなんとかするよ。」
というわけで、プレゼントを運ぶ事になりましたとさ…まぁ、のぞっちの町内限定であるから問題は無いか。
まぁ、町内限定であったためそれなりの負担は大きくならずに済んだという事は確かでしょうな。
とにかく頑張ってプレゼントを配達するのぞ・りん&うら・シロ…そこにシローが目に止まったのは…。
ベンチで一人淋しそうに座ってる老人の姿が…。
まぁ、その一方…こま・かれの方も順調に進んでいまして、プレゼントを貰った子から「昼だけど早くない?」というイタタタタな事をツッコまれても…。
こまち「みんなの笑顔が見たくて、夜まで待っていられなかったんじゃよって…。」
かれん「こまち、完全になりきってるわね。」
だが、こまちさんの事だからその袋に大量の羊羹を祈りたい…。
こまちさんだったら、絶対あり得るシチュエーションだもんな、もし仮にここで羊羹にすり替えていたら5シリーズ最後の『秋元こまち最強伝説』の歴史に書き綴られていたことでしょう。
(後編に続く)