本日2作品目…108作品目は、今回は1991年にカプコンからリリースしたファイナルファイト系の剣術アクション『ナイツ・オブ・ラウンド』を紹介します。
あの円卓の騎士を題材にした作品で、戦乱が続くイングランドを舞台に聖剣エクスカリバーを抜いたアーサーがランスロットとパージバルと共に伝説の聖杯を見つける物語です。
操作方式は8方向レバー+2ボタン制で、方向レバーはキャラクターの移動、Aボタンは攻撃、Bボタンはジャンプとなっており、AB同時押しすると体力ゲージ消費の必殺技を発動します。
全7ステージ構成の1周エンド制、体力ゲージがゼロになるとミス、または制限時間がゼロになってもミスですが、制限時間はかなり余裕があるのでこの辺は気にする事はありません。
キャラクターはアーサー、パージバル、ランスロットの3人ですが、アーサーは平均的なキャラ、ランスロットは機動力重視、パージバルは攻撃力重視となりますが、各キャラに特殊動作があり、例えばアーサーは大斬り、ランスロットはサマーソルト、パージバルはタックルがあり、また攻撃を受ける際にレバーを入れるとガード動作もあります。
カプコンによる歴史モノによるファイナルファイト系のゲームで名高く、サラリーマン金太郎の原作者 本宮ひろ志先生の三国志を題材にした『天地を喰らうII 赤壁の戦い』が一番有名ですが、このナイツ・オブ・ラウンドも外せない作品じゃないかなと思います。
『天地~』との大きな相違点でスコアが経験値扱いになっており、一定スコアを超えるとレベルアップするという懸念はなかなか魅力的で、レベルアップするとライフ全回復というRPG要素の高いアイデアにはかなり嬉しい限りかなと思います。
BGMもハード系では無く、その世界観を合わせた展開のBGMも良いと思います。
自分はPSPのカプコンアーケードクラシックスからナイツ・オブ・ラウンドをやり始めたクチですが、やはりゲームバランスもやはりファイナルファイトからの伝統である『2面ボスから急激に強くなる。』という展開はお約束で、2面『大乱戦』のボスのブラフォードの動きと跳び蹴りで崇拝されて残機をボロボロにされた時には『やっぱりか…』と思いましたが、ファイナルファイトのソドムよりはダメージの減り方からみればまだマシなレベルでしょう。
一番厳しいのが、6面『異国の騎士』編のボス 村雨ですね。
全体攻撃やスピードとリーチ力が桁外れであるため、かなり手を焼くのは必須で、ガード動作や特殊アクションで切り抜けないと体力と残機もいくつあっても足りませんけど、演出と展開は文句無しですけど。(笑)
現在、ナイツ・オブ・ラウンドはPSP版のカプコンアーケードクラシックスのみですが、PSP版独自の初心者向けの救済のサポート設定があるので、少しずつ慣れてからサポート設定を解除していくといいかなと思います。
過去のハードでSFC版も発売されていましたが、残念ながらこちらは入手困難で、エミュ筐体の方は海外版となるので悪しからず。
●AC版 ナイツ・オブ・ラウンド アーサー使用 プレイ動画