112作品目、今回は前回のターボアウトラン同様のアメリカ大陸横断レースをテーマにした『ラッドモビール』を触れてみたいと思います…1991年に登場したセガの作品です。
ターボアウトランではニューヨークからロサンゼルスまで走る内容になっていますが、ラッドモビールはサンフランシスコからニューヨークまで走る内容になっておりまして、似た形ではこちらも以前触れた東亜プランのダッシュ野郎と似たパターンでありますが、走る区間や内容も違います。
操作方式はハンドル&アクセル、ブレーキ、アクションボタンで構成されておりシフトギアによる操作は一切ありません。
各一定区間を走り抜くとクリアとなり、残りタイムが追加されますがステージに入るまでの間はタイムは停止されますが、各区間のスタート地点からタイムが再び動く仕組みになっていますが、残りタイムがゼロになるとゲームオーバー…全20ステージ構成の1周エンド制です。
89年にターボアウトランが登場した2年後に登場したセガのラッドモビール…丁度、この頃のゲーセンもUFOキャッチャーやストIIが登場し、徐々に家族やカップルでも楽しめるようにあった時代になった時に登場したセガの体感ゲームでしたが、前に住んでいた場所にゲーセンが無かったため、うちの近所のゲーセンといっても大船駅の方しかなかったのですが、残念ながらラッドモビール自体は見かけることはありませんでしたね。
このゲームの存在を知ったのは当時アスキーから刊行していたPC雑誌『LOG IN』のコンシューマーゲームコーナーの記事で、当時のAOUショーの模様の記事内で見たのが最初の目的でしたが、本格的に実機を見たのが当時の伊勢佐木町のキャロットに置いてあった記憶がありましたね…あの時も未プレイでした。
しかし、このラッドモビールが思いかげない所で初プレイしたお店があります…。
それは…社会人になった時に
高島町にある日産のディーラーさんでした。(爆)
ウソの様なホントの話でして、丁度窓越しにラッドモビールがあった事は気付きまして、何故か当時日産が参戦していたグループCカーであるR92CPのレプリカに改造されたという曰く付き…しかも、フリープレイです。(笑)
気になったんで、バトルギアの資料としてR34型GT-RとK12型マーチのカタログを貰ってきた時に気になっていたので、「ご自由にどうぞ!」とやらせてもらえましたが、意外に面白かった事は面白いですね…。
その後、川崎のウェアハウスのレトロゲームコーナーにも置いてありましたが、残念ながら現在は撤去されてしまったそうです。
交差点をノンストップ通過したり、とんでもないバンクカーブを通過するわ、さらに対向車を避けたり、挙げ句の果てにゃ後方から機関車に追いかけられまくりの何でもありの大陸横断レースですけど、このゲームには各ステージにおいてアクションボタンを駆使しないといけなくて、雨が降ってるステージではワイパーボタンを幼くてはならなかったり、夜のステージではライトを付けるといったギミックもあるのでその辺も飽きが来ないのも魅力の一つかなと思います。
さらにパトカーに捕まるとふてぶてしい警官がプレイヤーカーのボンネットを叩き割って「ヘッ!」と顔しながら立ち去ったり…。
ブンビー「実際の警察でそんな事したら不祥事だよね…。」
シロップ「ホントロプ。」
ただ、残念すぎるのはターボアウトランみたいにスピードの過激さが薄れ気味てるのが難点でしょうか…ターボアウトランは発動ボタンで急加速する時の爽快感が気持ちいいものの、ラッドモビールは逆に地味な部分が拭いきれなかったでしょうし、またステージ数が長いため、インカム率もあまり取れなかったためか早々と消えたのも痛い現実になるかなと。
実はこのラッドモビール…続編がありまして、それが…。
ラッドラリーという続編があったとのこと。(爆)
こちらも同年に登場した作品ですが、こちらも未プレイでしたね…近所にありませんでしたけど、こちらもあまり知られた作品じゃないかなと思いますが、これのサターン版で『ゲイルレーサー』というタイトルで発売されていたのは覚えてましたが、家庭用で唯一ラッドモビールが遊べたのはサターンのゲイルレーサーのみでしたが、こちらも現在入手困難で、バーチャルコンソールにも配信されていない作品なるので悪しからず。
●AC版 ラッドモビール プレイ動画