134作品目、本日2作品目は1985年にバンダイナムコゲームスから登場した横STG『スカイキッド』を紹介…BGMが非常に有名である事はナムコファンの間でも有名で、バードランドと呼ばれる鳥達が擬人化した世界を舞台に、鳥の擬人化したプレイヤー『バロン』と『マックス』が敵軍と戦う内容です。
操作方式は十字キー+2ボタン方式、メインショット発射と緊急回避のローリングとなっていますが、爆弾を装備しているとローリング操作ができなくなるというデメリットがあります。
敵や敵弾を触れると自機が落下しますが、この時にガチャコマ(ガチャガチャコマンド)を入れると自機はすぐに建て直しができるというリカバリー要素が実装されていますが、地面に落下、または着陸や離陸時に滑走路からはみ出すと1ミス。
全機無くなるとゲームオーバー、無印は21面構成ですが、後期版のDXは25面構成になります。
80年代のナムコSTGの名タイトルといえば、ギャラガやゼビウス、ボスコニアン、スターラスター、ギャプラスと多く登場していますが、そのスカイキッドもその当時のナムコSTG作品としては非常に有名な作品になりますが、このゲームのスクロールの進行方向が全く違う事に既にお気付きでしょう…。
そう、
進行方向が左方向へ進むというシステム。
特にスカイキッドをやり始めた何も知らない人だと…。
「何じゃこりゃ~ッ!」と普通の横STGの常識が違う事にカルチャーショックを覚えてしまうという事態に発展するのです。
まぁ、画像のいおなさんみたいに大げさですけどね。
特に爆弾は敵の司令部を破壊するために使用するのですが、一部ステージではこれが無いとクリア扱いにならずという厳しい条件があるので、この辺にも十分注意が必要となる部分も結構あります。
自分はVSシステムのスカイキッドから初めて触っていたので、最初は戸惑いましたが、数回で慣れちゃいましたが…カプコンのUSネイビーやエリア88にて同じ展開になる場面がありますから。
実はこのスカイキッド、ナムコのBGMナンバーで意外に知られている名曲の一つでもあり、後の『ファミスタ'93』では元近鉄バッファローズ(現オリックス・バッファローズ)の吉田剛選手の応援歌として実際に使われていたという秘話が残っていたそうで、それにあわせてスカイキッドのテーマが使われていますが、その後のナムコFC作品最終作でもありFC版ファミスタの完結作といえる『ファミスタ'94』ではブルーウェイブ時代のオリックスの勝呂選手のテーマとして使われていました…。
ゲームバランス的にやや癖が強いものの、慣れてしまえば本気でガチで楽しめますし、二人同時プレイでも本気で遊べる作品です。
今のハードだと、WiiのバーチャルコンソールにてFC版とAC版が両バージョンが配信されている他、3DSでも配信されているので普通のSTGは飽きたという人は是非とも遊んでみると面白いですよ。
●FC版 スカイキッド プレイ動画
いやぁ、このBGM…本当に大好きですね、ナムコで一番好きなBGMです。