166作品目、今回は1986年にバンダイナムコゲームスのバンダイレーベルからFCにリリースした『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』を触れてみようかなと思います…。
最近、世間はレベルファイブの妖怪ウォッチで盛り上がってるとこでしょうが、個人的に妖怪といえば水木しげる先生のゲゲゲの鬼太郎しか思い出せません…で、妖怪ウォッチも興味ありません。
鬼太郎を操作し、各魔境を突破しながらボス妖怪を倒していく内容、全16ステージ構成のエンドレス制度を採用しています。
操作方式は十字キー+3ボタン方式、ジャンプと攻撃ボタンとなっており、セレクトボタンは各アイテムの切替チェンジとなっており、各ステージで魔境をクリアすると次の面へ進む事ができ、最終目的は妖怪城に待ち構えているボス妖怪を倒せば1面クリア。
なお、魔境道中にて鬼太郎が敵に接触、敵弾に接触、また空中ステージにて一反木綿に乗ったまま敵にやられたり、落ちたりすると1ミスとなり、残機ゼロでゲームオーバーとなりますが、さらに残り人数が250以上超えてミスをすると強制ゲームオーバーとなるので注意が必要。
また道中にて、鬼太郎のお馴染みのアイテムが登場し、これも道中で上手く活用してクリアしていく必要もあり、妖怪城でのボスバトルでは各魔境にてオカリナを取得していると、子泣きじじいや砂かけばばぁ、ぬりかべがボス戦での援護サポートに入ってくれるシステムを採用しています。
ゲゲゲの鬼太郎といえば、水木しげる先生の人気漫画作品であり、過去に東映アニメーションがフジテレビ系列ネットで何度も放送されてきているもはや名作アニメで、第1期シリーズは1968年から始まり、近年までは2007年の第5期シリーズまで製作されており、特に最近のファンでは第5期シリーズが非常に記憶に新しい方も多いはずなのではないでしょうか?
第5期シリーズの作画総監督を見ると、一部のプリキュアシリーズでお馴染みの上野ケンさんが起用されており、またさらに遡っていくと第4期シリーズには、無印のなぎ・ほのでお馴染みの初代プリキュアシリーズやドラゴンボールZでディレクターを務めた西尾大介さんもこの鬼太郎シリーズに関わった事があるそうで、スピンオフシリーズである『墓場鬼太郎』では、こちらもプリキュアシリーズで脚本や今回のハピネスチャージプリキュア!で構成を行なっている成田良美先生、フレプリ~スマプリでお馴染みの梅澤プロデューサーも鬼太郎シリーズに関わっていますね。
特に第5期シリーズのなかで、もっとも意外な場所では猫娘が積極的だった事は確かで、シリーズも意外にスピンオフシリーズ『ゲゲゲの鬼太郎 ねこむすめだニャン』というシリーズも作られた他、描き方も今風の萌えキャラ的な要素に仕上がっており、さらに学研のMegamiマガジン ※2008年7月号のピンナップでは露天風呂の入浴している半裸姿の猫娘のピンナップが作られた事もあります。
有名なスピン作品では、2010年のNHKの朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が人気を買いましたね。
※実は本来、7月号に本来プリキュア5のピンナップを掲載する事になっていたのだが、学研のMagamiマガジンで恒例の『キャラクターによる水着姿のピンナップを描くように!』と、各アニメーション会社に依頼していたのであったが、しかしプリキュアシリーズのスタッフ側は『プリキュアはお色気アニメじゃないんだ!』と大激怒されてしまい、急遽代役として猫娘になり、そのP5のピンナップは季節はずれ的に2009年2月号に掲載されたという異例な処置となった。
話はFC版の鬼太郎に戻しますが、今回ゲーム化された鬼太郎は、あのアンパンマンの声を演じている戸田恵子さんによる第3期シリーズのモノを起用されており、アニメ本編の38話にて依頼主がこのゲームを遊んでいる場面が使われてるという部分もあります。
ゲームバランスの方ですが、当時も『キン肉マン マッスルタッグマッチ』で評判が良かったためか、それなりに上手くまとまっている事は確かですが、意外に知っておかないと後々になって苦戦を強いられる部分も非常に多い作品だと思います。
特に鬼太郎のジャンプシステムがややもっさりした感じが強いのですが、これはジャンプボタンの押す時間が長ければ長いほど、高さを増すというボタンの押す長さで威力が変わるという部分は、ADKの初期のワールドヒーローズシリーズでも起用されているシステムですが、このジャンプが非常に仇となり、特にスーパーマリオシリーズで慣れているプレイヤーだと意外に苦戦を強いられるのも事実。
また異なる魔境でのクリアノルマが違うので、初回プレイでは意外に戸惑う事は必須。
このゲームを触れたのが、親父がミッキーマウス 不思議の国の大冒険とルナーボールと共に買ってきたという事は覚えていましたが、あまり遊ばなかったですし、私も数プレイ遊んでは微妙な操作感覚で、「なんだかな~。」と思いつつプレイしたが、全く先に進めずにゲームオーバーになった経験も多かったですね…ヒントも少なかったため、意外な所で積みました…妹もやったが、あまりウケが悪かったし…。
だが、鶴見にいる従姉妹の叔母さんが、この鬼太郎だけはメチャクチャ上手かったらしく、16ステージ制覇且つボス攻略まで見抜いてしまったという偉業を成し遂げたと聞いて、実際にその叔母さんのプレイを見た時は本当に唖然そのモノでしたね。(笑)
ちなみに、このゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境…発売当時に125万本を売ったという当時のバンダイゲーム史上の最高本数だったらしく、同時に創刊されたばかりの『ファミ通』の第1回目の売上ランキングで首位を取ったという偉業も…。
前回、オバケのQ太郎 ワンワンパニックで苦い反省を受けましたからね…その見返りなんじゃないかなと。
ちなみに海外版では、BGMやキャラクターが大きく変えており、全くの別物として販売されていたという事があったようです。
他機種での移植、バーチャルコンソールでの配信はないのですが、その後にいくつかの鬼太郎のゲーム作品が作られましたね。
現在、テレビシリーズの続編に関しては不明との事です。