Quantcast
Channel: M@XIMUM CURE LIVE!(マキシマム・キュアライブ)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1983

マキシ参戦車種紹介…第62回『BMW M1』

$
0
0
イメージ 1
BMW新車種、i8の源流…このクルマから始まった。
BMW・M1
 
BMWにおいて、現在唯一のスーパーカー的な存在といえば、現在登場したばかりの『i8』と呼ばれるスーパーマシンが登場したが、そのi8より前に登場したスーパーマシンがこの『BMW・M1』というモデルだ。
海外仕様のマキシ5限定で、残念ながら国内仕様のマキシ5で選択できないが、この車種も含めて紹介しておこう。
 
M1は1978年から81年にBMWが世に送り出したスーパーマシンで、デザインはあのイタルデザイン・ジウジアーロが手掛けており、マキシシリーズにおいてジウジアーロがデザインした車種で、スバル・アルシオーネSVX等がある。
 
足回りは前後ともダブルウィッシュボーン方式、搭載されたパワーユニットは3.5リッター直列6気筒DOHC方式の『M88型』と呼ばれるパワーユニットをエンジン中央部に押し込み、クーゲルフィッシャーの機械式インジェクション、さらに潤滑系統をドライサンプ方式を採用とレーシングカー並みのシステムを実装しており、ロード仕様は277馬力、レース仕様のグループ5仕様は3.1リッター仕様に変更、最高出力はなんと850馬力まで発揮する仕様も存在していた。
 
BMW M1 1.jpg
このマシンが作られた経緯は、1976年にポルシェ934・935のシルエットフォーミュラに対抗するために生産されたスーパーカーで、シャシーはあのカウンタックやムルシエラゴで有名のランボルギーニが担当していたのだが、ボディ製造にかなり時間をかけてしまったが、シュトゥットガルトのバウアに委託、ボディ生産に関してイタリアのイタルデザインに行なわれ、78年のパリサロンにて正式なデビューを果たした。
 
しかし、この生産工程があまりにも効率の悪さが仇となり、月に3台しか生産されなかった。
グループ4の参加規程であった『連続する12ヶ月間に400台の生産させる』というノルマを果たせず、レース参戦せず終わるという危惧を感じたBMWは、ワンメイクレースである『プロカー・レース』を企画し、1979年~80年末のF1の前座として行なわれ、当時の人気F1パイロットであったニキ・ラウダ、ネルソン・ピケがドライバーを務め、それなりの人気を獲得した。
 
80年末に目標である400台を突破し、グループ4の参戦を特別に免除、82年以降はグループCでの参戦が認められ、活躍自体も短命に終わってしまったという非常に残念な結果で終わったBMW・M1であった。
 
BMW i8 IAA 2013 04.jpg
あのM1誕生から35年後の2013年…BMW久々のスーパーマシン『i8』が登場し、こちらはプラグインハイブリット方式のスーパーカーとしてフランクフルトショーにて登場し、こちらも既に日本での発売された。
形は別物であるが、スタイル的に見るとM1から大分進化している事はお解りいただけるだろう。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1983

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>