187作品目、今回は1984年に登場したカプコンの『ひげ丸』を触れてみたいと思います…1984年の作品ですが、知らない人も多いはず。
主人公 モモタルーを操作し、フィールド内にいるキャプテン・ピアドが率いるひげ丸軍団を樽やドラム缶を転がしてやっつけるアクションゲームです。
操作方式は4方向レバー+1ボタン方式で、ボタンは樽やドラム缶を持ち上げ、持ち上げた状態でボタンを押すと転がり、それを上手く使って敵を倒していきます。
ひげ丸の動きを止める舵や骸骨の他にボーナスアイテムもあり、特に一定ステージに進むと金の碇を取ると50,000点ボーナスというモノも存在します。
ひげ丸やピアド、永久パターン防止キャラに接触すると1ミス、残機ゼロでゲームオーバーでコンティニュー無し。
全30ステージ(?)構成のエンドレス制です。
●AC版 ひげ丸 プレイ動画
カプコンのアクションゲームといえば、初っ端からかなりキレた難易度の代名詞である『魔界村』、『ロックマン』、『ファイナルファイト』が非常に有名ですが、このひげ丸だけは唯一、他のカプコン作品と比較すると初っ端から飛ばし気味ではなく、初心者でも取っつきやすい難易度に抑えられてます。
特に敵を大量にやっつけた時のボーナスは非常に爽快感が高い他、4面毎にボーナスステージがあり、この辺もスコア稼ぎに没頭できる他、50,000点毎にエクステンドもあるのでゲームバランス的にいい方ですが、進んでくるとひげ丸の動きも俊敏になり、プレイヤーのスピードを上回る速度で襲われる事も多いので、『開幕時に近くにいる敵を素早く仕留めるか?』という部分も重要視される他、一定時間に永久パターン防止キャラも動くので、この辺にも重要視される部分も強いです。
また初心者の為に、最初のステージがチュートリアルステージもあるので、基本操作も覚えやすいという部分もき評価ですね。
他機種においては、FC版とPS版、PSP版があり、PSP版はカプコンアーケードクラシックス、PS版はカプコンジェネレーションVol.3、FC版は『魔界島』というタイトルでアレンジ移植されていますが、PSP版は比較的に見つけやすいので買いですよ。
このゲームをやり始めたのは、PSPのカプコンアーケードクラシックスからで、最初は「カプコンのアクションゲームって、意外に難易度的に最初から飛ばしまくってる。」というジンクスが強く、このひげ丸も当初は結構難しい難易度かと思いきや、程よい難易度になっていたのも高評価で、PSP版でかなりやりこんだ結果…40面まで進んだ事がありますが、1,000,000点越えた辺りでエクステンドが止まってしまうので、後は残機が無くなるまでのサバイバル戦でしたね。
特にカプコンのアクションゲームは難しいという人に、是非一度触れてもらいたい隠れた名作です。